月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.07.07

千葉ジェッツの新指揮官ジョン・パトリックHCが会見に登場 - 2022-23シーズンのスタッフも発表に

 一昨シーズンにBリーグ初制覇を果たし、昨シーズンもチャンピオンシップ進出を果たした後、ヘッドコーチ以下スタッフが大量にチームを離れたことで話題となった千葉ジェッツが、7月6日に新任のジョン・パトリックHCの就任会見を行った。パトリックHCはアメリカ出身だが、昨シーズンまでドイツのブンデスリーガでコーチングのキャリアを積んでおり、直近では昨シーズンまでルートヴィヒスブルク(MHP Riesen Ludwigsburg)のヘッドコーチを務めていた。日本へのゆかりも深く、ドイツに渡る前はBリーグの前身となったJBLスーパーリーグ時代にトヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)を率い、2006年にリーグ制覇を果たすとともにコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞した経歴もある。すでにプレーヤーの何人かとも顔合わせを済ませており、好印象を持っているという。

 

左から田村征也株式会社千葉ジェッツふなばし代表取締役社長、ジョン・パトリックHC、池内勇太GM(©CHIBAJETS FUNABASHI)


パトリックHCは流ちょうな日本語を話し、この日も記者とのやり取りは英語だけではなく日本語でも行われていた。また、チーム広報を通じて以下のコメントを発信している。


「千葉ジェッツの選手、スタッフと仕事をできること、そしてリーグの中でも最も熱狂的と言われているファンの前で私たちのゲームをすることを楽しみにしています。ペースの速い、そしてオフェンスも、ディフェンスもエネルギーに溢れたプレーを魅せたいと思っています。個人的には、ヨーロッパで16 年間コーチをした後、日本に戻ることが出来てとても嬉しいです」
“I am looking forward to the opportunity to work with the players and staff of the Chiba jets, and to play our games in front of what I have heard are the most enthusiastic fans in the league. We want to play with a fast pace and with energy on offense and defense. For me personally it is a great pleasure to be back in Japan after 16 years of coaching in Europe”


千葉ジェッツは同日、パトリックHCの紹介とともに2022-23シーズンにチームに加わる小川伸也、宮崎哲郎の両アシスタントら新スタッフの顔ぶれも発表した。

 

☆千葉ジェッツ2022-23スタッフ
ヘッドコーチ: ジョン・パトリック
アシスタントコーチ: 小川伸也、宮崎哲郎
スキル&ディベロップメントコーチ: コーディ・ケリー
ビデオアナリスト: 半杭隆治
ディレクターオブスポーツパフォーマンス&プレイヤーディベロップメント: 吉田修久
ストレングス&コンディショニングコーチ: 野島義史
ヘッドアスレティックトレーナー: 櫻井真哉
トレーナー: 太細由香利
通訳: 阿部桃二香


(月刊バスケットボール)



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