月刊バスケットボール6月号

U17男子日本代表、FIBA U17ワールドカップ2022対リトアニア戦後のコメント集

 FIBA U17ワールドカップ2022のプール戦最終日に、強豪リトアニアを相手に63-73と健闘したU17男子日本代表のアレハンドロ・マルチネスHC、川島悠翔(福岡大学附属大濠高等学校2年)、そして小川瑛次郎(羽黒高等学校2年)からコメントが届いた。

 

アレハンドロ・マルチネスHC


チームの成長ぶりに手ごたえを感じている様子のマルチネスHC(写真/©FIBA.U17WC2022)

――強豪リトアニアに対し健闘できたことでの手応え
プレーヤーたちは試合を重ねるごとに向上していると思います。第3Qと最終クォーターを勝てたのは大切なこと。後半10点近くの差をつけて、グループ首位となったリトアニアのような相手を上回ることができたことで、この後の試合でも成長を信じていける良いきっかけになると思います。

 

 

川島悠翔


川島はゲームハイの27得点にチームハイの10リバウンドで、日本では唯一ダブルダブルを記録した(写真/©FIBA U17WC2022)

 

――強豪チーム相手に活躍したことでさらに自信がついてきているか
以前から父からも自信を持ってプレーするようにと教えられてきたので、これまでも毎試合自信を持ってやってきました。今日はそれまでの2試合の反省点を修正して、何度も試合を見て自分がどこで世界と戦えるかを見て臨めたので、前回よりも良い結果を得られたと思います。
――技術的な面でどのように成長できているか
日本では最後のフィニッシュをできるところが世界では自分よりも高く手が長い人たちばかりです。フィニッシュの部分で自分には伸びしろがあると思いますし、状況判断がまだ甘いところがたくさんあるので、そういうところを直していきたいと思える良い経験ができていると思います。
――英語の勉強について
頑張っています。聞けるようにはなってきているのですが、話すのはまだあまりできません。帰国したら今までよりも入念に勉強していきたいと思います。

 

 

小川瑛次郎


フィールドゴール成功率66.7%、3P成功率60.0%(5本中3本成功)で11得点の小川は、日本では唯一±がプラス(+13)だった(写真/©FIBA.U17WC2022)

 

――後半3Pショットが決まり始めた要因
最後、点差が追いついてきてみんなが試合に勝とうとする思いがさらに強くなったと思います。
――今大会最高の後半戦について
最初のドミニカ共和国戦はチームとして全然、緊張もありアジア選手権のようにできなかったけど、試合を重ねていくうちに慣れてきて気持ちよくプレーできるようになってきました。
――プール戦を終えて、どんなところで成長できているか
ワールドカップの舞台はアジアとは全然違います。その舞台にもっとチームとしても自分としてもアジャストすることが大事です。自分としては自信を持って3Pショットを打つことが大事だと思います。

 

取材・文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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