月刊バスケットボール6月号

U16男子日本代表、いよいよFIBA U16アジア選手権2022決勝 - 準決勝後のコメント集

 FIBA U16アジア選手権2022準決勝でニュージーランドを99-79のスコアで下し、この大会においてはじめて決勝戦に駒を進めることとなったU16男子日本代表。その指揮官を務めるアレハンドロ・マルチネスHCと、ここまで中心的な活躍でチームをけん引しているポイントガードの石口 直(東海大学付属諏訪高等学校3年)、パワーフォワードの川島悠翔(福岡大学附属大濠高等学校2年)から、準決勝終了後のコメントが届いた。それぞれのコメントから、試合を重ねるたびに自信を深め、チームとしても成長できている様子がうかがえる。


☆アレハンドロ・マルチネスHC


FIBA.U16Asia

――プレーヤーたちが自信を持ってプレーできている要因について

 決勝に進出できて皆喜んでいます。ここに来るのは簡単ではありませんでした。プレーヤーたちは、自分より身長でも体重でも大きな相手に対して秀逸なレベルでディフェンスをできています。
準決勝の試合前には、緊迫感で上回られないように競い合おうという話しました。それが40分間徹底できましたね。それに、いつ走るべきか、いつセットで5対5を行うべきかも明確な状態でプレーしていました。


☆石口 直


FIBA.U16Asia

――準決勝のパフォーマンスについて
個人的には、チームメイトにうまくアシストができ、自分の役割を果たせました。チームとしては、リバウンドやルーズボールでもっと頑張れたと感じたところもあり、満足していません。


――チーム内のケミストリーについて
とても良い雰囲気でケミストリーもできあってきていて、それぞれのプレーヤーが仲間の強みを引き出すことができています。それがあったからこそニュージーランドに勝てました。


☆川島悠翔


FIBA.U16Asia

――大会トップレベルのスタッツを残していることを知っているかどうかと、個人として、チームとして何がうまくいっているのか

 スタッツリーダーについては知りませんでした。今日はアグレッシブにプレーできました。タフなショットも何本か決めることができ、3Pショットも決まってくれたので、自分の仕事ができたと思います。
チームとしては、インドとの試合で失敗した(前半の15点差のリードを終盤2点差まで詰められた)ので、20点差をつけたときにも気を緩めずに戦うよう意識しました。僕たちはリバウンドでボードに飛びかかろうと頑張ることができ、簡単にプットバックもさせなかったところも良かったです。また、ショットの確率が良く、皆自信をつけてきています。そういったところがうまくいっています。

※川島は準決勝を終えた時点で平均27.5得点が大会全体の1位、平均12.3リバウンドが同2位


 

 FIBA U16アジア選手権2022は6月19日が最終日。日本は決勝でオーストラリアと対戦する。

 

FIBA U16アジア選手権2022決勝戦ライブ配信リンク

(日本時間6が羽20日午前2時15分試合開始)


取材・文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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