月刊バスケットボール5月号

川島悠翔(福岡大学附属大濠高等学校2年)「いけるときはすべてダンク!!」 - FIBA U16アジア選手権2022 準々決勝試合後のコメント

 FIBA U16アジア選手権2022において、U16男子日本代表の攻守の要となっている川島悠翔(福岡大学附属大濠高等学校2年)が、インドを破って4強入りを果たした準々決勝後にコメントを寄せてくれた。

 


川島悠翔は身長200cmのサイズだけではなく運動能力や16歳とは思えない落ち着いたプレーが今大会でも光っている(FIBA.U16Asia) 

 

――今日は川島選手の活躍が必要な展開で、その期待に応えていましたね。ご自分のプレーぶりをどう思いますか?


3P成功率が良かったです(10本中6本成功の60.0%)。でも、ボールをプッシュしていくときの状況判断はもっと良くしていきたいと思います。

 

――ダンクに持ち込み惜しくもミスとなったシーンがありましたが、あれもアグレッシブに攻めた証しだと思います。苦しい状況になったとき、落ち着きとアグレッシブさをどのように保ったのですか?

 

 僕はいける時はすべてダンクを狙うと決めました。あれもやってやろうと思ったんですけど…! 前の試合で2度機会を逃したと思うので。
僕たちはお互いの役割を理解する必要があります。父に自信満々でプレーするように言われています。ちゃんと自信を持ってプレーできれば、フロアがどんどん良く見えるようになってきます。そんな状態で、やるべき時には必ずアグレッシブにいくようにと心がけています。

 

――序盤は引き離して勝てそうに見えましたが、その後インドに詰め寄られました。準決勝に向け、どんな点を修正する必要がありますか?


まず、第2Qの序盤に集中できていませんでしたし、僕もファウルトラブルになってしまいました。僕たちは40分間最高のプレーを維持して、もっと得点を獲る必要があります。

 

 川島はこの試合での32得点、17リバウンドを含め、今大会ここまで3試合で平均24.0得点、14.0リバウンド、2.7アシストのアベレージを残している。シューティングに関してもフィールドゴール全体の成功率が50.0%(52本中26本成功)、3P成功率が47.4%(19本中9本成功)とハイレベル。得点はこの時点で大会全体の2位、リバウンドは同1位、3P成功率も6位という好成績だ。4強が激突するメダルラウンドでは相手のプレッシャーも高まるに違いない。また一段成長の階段を上る機会だ。

 

 

取材・文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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