月刊バスケットボール6月号

NBA

2022.06.03

2022NBAファイナル初戦、セルティックスがアウェイで先勝

 日本時間6月3日(北米時間2日)にチェイス・センター(カリフォルニア州サンフランシスコ)で行われた2022NBAファイナル第1戦、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対ボストン・セルティックスの一戦は、セルティックスが第4Q開始時点での12点差の劣勢を挽回して120-108で勝利。アウェイで貴重な白星をつかみシリーズを1勝0敗とリードした。

 

☆NBAファイナル第1戦試合結果
ウォリアーズ 108(32 22 38 16)
セルティックス 120(28 28 24 40)
※シリーズ成績はセルティックスが1勝0敗でリード

 

 


セルティックスは、今シーズン自身初のオールNBAファーストチーム入りを果たしたジェイソン・テイタムが12得点、13アシストのダブルダブル。テイタム自身の得点が少なかった分はアル・ホーフォードが26得点、ジェイレン・ブラウンが24得点、デリック・ホワイトも21得点と3人が20得点以上に乗せ、最優秀ディフェンシブプレーヤー賞と2度目のハッスル賞に輝いたマーカス・スマートも18得点と攻守で躍動した。しぶとくバランスの良いオフェンスに加えて、セルティックスは今シーズン強みとしてきたディフェンスも威力を発揮。第4Qにはウォリアーズにフリースローの機会を1度しか与えずに失点を16に抑えた。


ウォリアーズはステフィン・カリーが第1Qだけで3Pショットを6本成功させてNBAファイナル新記録を樹立し、試合を通じて34得点と爆発的な得点力を発揮した。しかし最終クォーターには、セルティックスの猛攻を止められなかった一方で、攻めても残り6分5秒にカリーのフィンガーロールで103-100と3点リードにした時点から5分間近く得点を奪うことができず、その間17連続失点を喫し一気に主導権をセルティックスに握られた。


2022NBAファイナル第2戦は、日本時間6月6日(月=北米時間5日[日])にこの日と同じチェイス・センターで行われる。



(月刊バスケットボール)



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