月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2022.04.23

長崎ヴェルカがB3初優勝

 B3で4月23日に長崎ヴェルカの初優勝が決まった。

 

長崎ヴェルカの伊藤拓摩HC(4月10日の対アルティーリ千葉戦より)

 

 この日千葉県立館山運動公園体育館で行われたアルティーリ千葉対ベルテックス静岡戦で2位のA千葉が83-96で敗れたことにより、長崎のマジック1が消えた。A千葉の敗戦が、長崎が岩手ビッグブルズと盛岡タカヤアリーナで対戦している間に確定したため、長崎は自らの勝利による優勝決定ではなかったが、最終的には自らも岩手から103-87で勝利を挙げた。この日の試合を終えた時点で長崎のシーズン通算成績は42勝3敗(勝率.933)。まさに圧倒的という言葉がふさわしい快進撃だ。


一方、この日を終えて通算成績34勝7敗(勝率.829)のA千葉は、3位の静岡(同33勝9敗、勝率.786)に勝っていれば、3試合を残して今シーズンの2位以上が確定する状況でもあったが、この黒星でそれは持ち越しとなった。ただし、翌24日にも同じ会場で行われる両チームの対戦で勝利すれば今シーズンの2位以上が確定し、B2昇格決定戦出場権を獲得できる。

 

 静岡は残り3試合でA千葉に1.5ゲーム差をつけられ厳しい状況だが、15連勝と波に乗っており、再びA千葉の行く手を阻む意欲に満ちた状態。優勝チームは決まっても、昇格の可能性をかけた2位争いはまだまだ熾烈な状況が続く。

 

 

(月刊バスケットボール)



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