月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.04.02

渡邊雄太、左大腿四頭筋の痛みで欠場 – ラプターズは5連勝

 トロント・ラプターズの渡邊雄太が、左足大腿四頭筋の痛みで日本時間4月2日(北米時間1日)の対オーランド・マジック戦を欠場した。

 


ニック・ナースHCが試合後に話したところによれば、渡邊はこの日オーランドでMRIを受け、大腿四頭筋に問題が見つかったとのこと。その場で詳細は語られなかったが、以下のような説明を聞かせてくれた。

 

「彼は今日MRIを受けました。それでちょっとした問題が見つかったんです。大きなものでもさほど心配なものでもありませんが、少し時間がかかるでしょう。トロントに戻ってもう一度再評価することになると思います。今日MRIで小さな問題あったのは間違いないので」
“He did get the MRI today. There is a little problem there that they did see on the MRI. It’s not very big or more serious. But I think it’ll take a bit of time. I think we’re going to reevaluate him again when we get back to Toronto. But there was a little bit that showed up on the MRI today.”

 


試合後会見でのナースHC(写真をクリックするとインタビュー映像が見られます)

 

 

 試合はラプターズが102-89で勝利。連勝を5に伸ばすとともに通算成績を45勝32敗として、イースタンカンファレンス5位タイに順位を上げている。ラプターズはすでにプレーイン・トーナメントへの進出は確定済みだが、レギュラーシーズンの残り5試合で3勝を挙げれば、下位チームの戦績によらずイースタンカンファレンスの6位以上が確定し、プレーオフへの直接進出も決められる位置につけている。

 

 ラプターズのレギュラーシーズン最終戦は、日本時間4月11日(北米時間10日)の対ニューヨーク・ニックス戦。この試合以外はホームゲームのため、オーランドから戻ってからは1週間まるごとトロントで過ごすことができる。渡邊がその間に復帰できるかどうかは、トロントでの再評価を待たなければならないが、その間に症状の悪化を避けて万全の状態に戻す、あるいは近づけるコンディショニングは、ポストシーズンでの活躍や来シーズン以降の契約に向けて非常に大きな意味を持ってきそうだ。


渡邊は今シーズン、36試合に平均11.7分出場して4.3得点、2.4リバウンド、0.5アシストのアベレージを残している。

 


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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