月刊バスケットボール6月号

NBA

2022.04.02

八村塁がシーズンハイに並ぶ21得点、ウィザーズはマーベリックスに大勝

 日本時間4月2日(北米時間1日)にワシントンD.C.のキャピタルワン・アリーナで行われたワシントン・ウィザーズ対ダラス・マーベリック戦で、八村 塁が21得点、5リバウンド、4アシスト、1スティール、1ブロックとオールラウンドな活躍を見せ、135-103の快勝に大きく貢献した。八村の21得点はシーズンハイに並ぶ好記録。また、ブロックショットはマーベリックスのエース、ルカ・ドンチッチのダンクに対する価値ある1本だった。

 


八村は日本時間3月30日(北米時間29日)の対シカゴ・ブルズ戦でも21得点を挙げていた。シーズン全体では平均10.9得点、3.6リバウンド、1.1アシストだが、ブルズとのその試合以降の直近3試合ではそれぞれ平均19.7得点、5.3リバウンド、2.3アシストとグンと数字を上昇させている。ここにきてシューティングタッチも絶好調で、この3試合はフィールドゴール成功率59.0%(49本中23本成功)、3P成功率54.5%(11本中6本成功)と高確率だ。ウェス・アンセルドJr.HCは、八村の出場時間制限がすでに解かれていることも明かしており、レギュラーシーズンの残り5試合ではこれまでのアベレージを越えるパフォーマンスを期待できそうな流れだ。


この試合に勝利したウィザーズは、通算成績34勝43敗でイースタンカンファレンス11位。しかし、前日10位のアトランタ・ホークスが今シーズン40勝目を挙げた時点で、カンファレンス10位以内に食い込みプレーイン・トーナメントに進出できる可能性はなくなっている。

 


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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