月刊バスケットボール5月号

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2022.03.29

今野紀花所属のルイビル大がマーチマッドネスのファイナルフォーに進出

 今野紀花が所属するルイビル大が、NCAAトーナメントの準々決勝でミシガン大を62-50で破り、同大会準決勝進出を決めた。“ファイナルフォー”と呼ばれる全米の4強入りは、ルイビル大にとって4年ぶり4度目。今野は準々決勝では出場機会がなかったが、これで昨シーズン逃したファイナルフォーの舞台に立つことができることになった。


今年の女子NCAAトーナメントのファイナルフォーは、ミネソタ州ミネアポリスが舞台。普段NBAのミネソタ・ティンバーウルブズがホームとして使っているターゲット・センターが試合会場となる。ファイナルフォーの顔ぶれは、4チーム中3チームが第1シードで、全米制覇まであと2勝に迫ったルイビル大は、ウィチタ・ブラケットと名付けられたブロックの第1シードとして、準決勝でAP通信社の全米トップ25ランキングでシーズンを通じて1位の座を保ったサウスキャロライナ大と対戦する。サウスキャロライナ大はグリーンズボロ・ブラケットというブロックの第1シードで、昨夏の東京2020オリンピックでアメリカ代表を率いたドーン・ステイリーHCがヘッドコーチを務めるチームだ。

 


サウスキャロライナ大とルイビル大の対戦は、AP通信社のトップ25ランキングにおける1位対4位の対戦。両チームとも、全米の4強にふさわしいシーズンを過ごし、シーズンのフィナーレを飾る“マーチマッドネス”でファイナルフォーに残ったことで、その実力を証明した形だ。もう一方の準決勝では、スポケーン・ブラケットを第1シードとして勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンのスタンフォード大と、ブリッジポート・ブラケットの決勝(NCAAトーナメント全体の準々決勝)で全米3位のノースキャロライナ州大を破ったコネティカット大が激突することになった。APトップ25ではスタンフォード大の2位に対しコネティカット大は5位。いずれも全米でトップ5以内というハイランカー同士の対戦となった準決勝は、どちらも激戦になりそうだ。


ファイナルフォーの準決勝2試合は、日本時間4月2日(土=北米時間1日[金])に行われる。ルイビル大の試合は日本時間午前8時(北米時間午後7時)にティップオフの予定だ。

 

☆女子NCAAトーナメントのファイナルフォー組み合わせ
準決勝 サウスキャロライナ大vs.ルイビル大
準決勝 スタンフォード大vs.コネティカット大


ルイビル大vs.ミシガン大ハイライト


 

(月刊バスケットボール)



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