日本時間3月25日（北米時間25日）にトロントのスコシアバンク・アリーナで行われたトロント・ラプターズ対クリーブランド・キャバリアーズ戦で、渡邊雄太が2戦連続となる出場を果たした。渡邊は第4Q残り1分35秒にコートに立ち、試合終了までプレーした。オフェンスではトップからの3Pショットアテンプトがあったが得点には至らなかったが、試合にはラプターズが117-104で勝利している。

　この結果によりラプターズとキャバリアーズはともに通算成績が41勝32敗となり、プレーオフ直行の6位の座を巡って同率で並んだ。ただしタイブレーカーは、直接対決で3勝1敗と勝ち越しているキャバリアーズにあり、順位上はキャバリアーズがプレーオフ直行の6位、ラプターズはプレーイン・トーナメントを戦わなければならない7位に座している。

　プレーオフに関しては今後の戦いぶりが左右するが、この日で41勝目に到達したラプターズは、勝率.500以上とイースタンカンファレンスの10位以内が確定し、最悪でもプレーイン・トーナメントに進出できることが決まった。渡邊にとっては、NBA入りして4シーズン目で初めてポストシーズンを経験する機会になる（2020年にシーズン中断・再開を経たあと急遽組み込まれた変則的なプレーイン・ゲームを除く［渡邊はこの試合にベンチ入りしたが出場なし］）。

文／柴田 健（月バス.com）

（月刊バスケットボール）