月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.03.22

八村 塁が2試合連続スターター出場、16得点、8リバウンドの活躍もウィザーズは手痛い逆転負け

 八村 塁が2試合連続でスターター出場を果たし、堅実な活躍を見せた。

 

 


日本時間3月22日(北米時間21日)にヒューストンのトヨタ・センターで行われたヒューストン・ロケッツ対ワシントン・ウィザーズ戦は、試合開始から八村の好調ぶりが際立つ展開で、ウィザーズが開始から約6分間に22-12と優位な展開に持ち込んだ。その間、八村は3Pショット2本を含む4本のフィールドゴールを成功させて10得点。ウィザーズのジャンプスタートの原動力になっていた。


八村は前半残り1分26秒のスラムダンクまでに得点を14に伸ばし、ウィザーズもチームとして前半を63-51のリードで折り返す。ところが試合の流れは第3Qに徐々にロケッツ側に傾き始め、第4Qにはロケッツが35得点を奪う猛攻で一気に逆転という展開に。最終的にウィザーズは97-115の18点差をつけられ黒星を喫した。通算成績30勝41敗は、残り11試合を全勝しなければ今シーズンの負け越しが決まる苦境。ロケッツはこの日の勝利を含めても18勝54敗でリーグ最下位のチームだっただけに、ウィザーズにとっては手痛い1敗だ。


八村は今シーズン最長の29分43秒プレーし、フィールドゴール13本中7本を成功(うち3Pショット5本中2本)させての16得点に、オフェンスでの3本を含む8リバウンドと奮闘した。この試合を含め、ここまでの31試合のアベレージは平均10.2得点、3.3リバウンド、1.0アシスト。この日の16得点は今シーズン4番目、また8リバウンドはシーズンハイに並ぶ数字だったが、それが勝利に結びつかない悔しい結果となった。

 


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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