月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.03.09

琉球ゴールデンキングスのレジェンド、澤岻安史氏がキングスユースで1日臨時コーチを担当

 2008年から2012年にかけてbjリーグ時代の琉球ゴールデンキングスで活躍し、2度のリーグ制覇に貢献した往年の名プレーヤー澤岻安史が、3月5日にキングスのユースチームの1日臨時コーチを担当。次世代を担う子どもたちに指導を行った。

 

写真/©RYUKYU GOLDEN KINGS


澤岻氏は地元沖縄県沖縄市出身で、北中城高校から福岡大学に進み、卒業後はキングス入りを果たす前に同大でコーチングも経験している。キングスでの王座獲得は、現在ヘッドコーチを務めている桶谷 大氏が最初にキングスHCを務めた2008-09シーズンのリーグ初制覇と、その4年後の2011-12シーズン。このシーズンを最後に澤岻氏は引退、桶谷HCもいったんチームを離れるというタイミングだった。


2012年の引退当時の澤岻氏は、キングスでの経験を生かして沖縄の子どもたちに希望を持つことや諦めないことの大切さを伝えたいという思いを発信しており、総合型スポーツクラブ『たくし学園』の活動などを通じてその思いを実践してきた。今回の1日臨時コーチも、まさしくそれが形になったような機会。バスケットボールを通じて将来を担う人材の育成に取り組むキングスのユースチームで、クラブの歴史を作ったレジェンドの一人である澤岻氏が、多くの経験を交えながら手取り足取り熱心に展開した指導は、プレーヤーたちにかけがえのないインスピレーションになったことだろう。

 



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