月刊バスケットボール5月号

モルテン×Wリーグ共同開発で女性のバスケットボール参加を応援する「マグネティックボール」が登場

 株式会社モルテンとWリーグの共同開発により、女性のバスケットボール参加を応援するコンセプトボール「マグネティックボール」が登場。2022年3月5日(土)より販売開始となる。5日(土)・6日(日)に国立代々木競技場第二体育館で開催されるWリーグ公式戦会場、モルテン公式オンラインショップでも販売される。

 

マグネティックボール(B6G3700-WE) 希望小売価格5,500円(税込) 6号球
材質=人工皮革 生産国=タイ 販売数量=数量限定300球

 

 マグネティックボール開発の背景には、日本における女性のバスケットボール競技登録者数が高校卒業後に激減している現状がある。Wリーグとモルテンは、どんな競技レベルやライフステージでもバスケットボールの魅力に惹きつけられ、仲間と出会い、プレーを楽しみ、続けて欲しいとの思いから、女性が好きなことを続ける(Keep Playing)というメッセージを共同で発信することにより、今バスケをがんばっている女性プレーヤーや、これから始めたいと思っている人々を力づけ、応援する『「好きなことを続けよう。バスケを続けよう。」― Keep Playing プロジェクト』を立ち上げた。国連が1975年(国際婦人年)に定めた国際女性デーとして知られる3月8日(火)には、Wリーグ選手のSNSを通じてこのメッセージを呼びかける。


人々を引き付ける磁石のような役割を果たし、女性・女子のエンパワーメント促進をテーマにうたうマグネティックボールは、国際女性デーを象徴する花「ミモザ」のカラーリングを取り入れ、友情と共感の広がりを磁石がつくる磁場によって表現している。オリジナルデザインはデンソーアイリスに所属し、バスケットボール女子日本代表キャプテンでもある髙田真希。学生時代にバスケットボールに親しんだ経験を持つ世界的DJで、Wリーグの音楽プロデュースを手がけるLicaxxxが監修し、新時代のアーティストCOIN PARKING DELIVERYが形にした。


髙田はマグネティックボール開発にあたり、イタリアで国際女性デーにミモザの花を贈る習慣があることになぞらえ、「ミモザの色である黄色を使った、誰かにプレーゼントしたくなるようなデザインにしてほしい」とリクエストしたという。「従来のオレンジ色のボールとはまったく違うカラフルなボールは贈り物にぴったりだし、使ったら色んな人に『素敵だな』と感じてもらえると思います」と仕上がりにも満足そうだ。「女性が競技から離れる要因はさまざまだと思いますが、趣味として気軽にプレーできる環境づくりや、Wリーグを始めとするバスケットボールを観る人を増やすことが解決策になるのではないか」と話す。「バスケットボールを愛する一人として、いちプレーヤーとして、これからも自分のできることを最大限に取り組んでいきたいです」と意欲的な髙田の思いもマグネティックボールとともに広がりそうだ。

 

モルテン公式オンラインショップ


 

(月刊バスケットボール)



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