月刊バスケットボール5月号

FIBA女子ワールドカップ2022、日本代表は開催国オーストラリア代表ほかとともにグループB

 日本時間3月3日午後17時から、オーストラリアのシドニーでFIBA女子ワールドカップ2022の組み合わせ抽選会が行われ、同大会のグループラウンドの組み合わせが決定した。日本代表は開催国オーストラリア代表、2月に大阪で開催された予選で対戦したカナダ代表などとともにグループBに入ることが決まった。


今年の9月22日(木)から10月1日(土)にかけてシドニーで開催される女子ワールドカップは、12チームが6チームずつ2つのグループに分かれて総当たり戦を行い、上位4チームがノックアウト方式の決勝トーナメントに進むフォーマット。グループA、Bそれぞれのチームの振り分けは以下のとおりだ。

グループA
ベルギー(5)、中国(7)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(26)、TBD(ロシア代表の代替チーム)、韓国(13)、アメリカ(1)

グループB
フランス(6)、セルビア(10)、日本(8)、ナイジェリア(14)、カナダ(4)、オーストラリア(3)

※チーム名右のカッコ内は最新のFIBA世界ランキング

 

 日本代表はグループBの中で、ランクとしては上から4番目。同グループとなった5チーム中セルビア代表を除く4チームとは過去1年間に対戦しており、フランスからの2つの白星を含め5戦全勝という流れにある。ただし、どのチームもレベルアップと日本代表のスカウティングに全力を挙げて臨んでくるのは間違いないところ。カナダ代表との試合は中盤に大量リードを許し、レギュレーション終了ぎりぎりで追いついてオーバータイムで逆転という厳しい戦いだった。また、アジアカップで対戦したオーストラリア代表は、フルメンバーとは言えないチームであり、かつ終盤までどちらが勝ってもおかしくない接戦だった。直近の結果は、本戦での成功を語る要素というよりも、スカウティングの材料と見るべきものだろう。


ロシアのウクライナ侵攻を受け、当初今大会への出場権を得ていたロシア代表は大会から除外された。その決定を受け急遽加わることになった代替チームに関する発表は、現時点では行われていない。

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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