月刊バスケットボール6月号

FIBA男子世界ランキング最新版、日本は38位に後退

 FIBAが3月1日付の男子世界ランキング最新版を公表した。日本はランクを12月の前回発表時から一つ落として38位に位置している。

 

写真/FIBA.WC2023


日本のランキングは昨夏の東京2020オリンピック直後、それまでの42位から35位に上昇した。しかし、あらたにトム・ホーバスHC体制となってから、昨年11月に国内組だけで臨んだFIBAワールドカップ2023アジア地区1次予選Window1で中国代表に連敗を喫し、直後の12月に発表された前回のランキングでは37位に後退。そして今年2月に同じく国内組で臨んだ同予選Window2の結果(チャイニーズ・タイペイ代表から勝利を挙げたもののオーストラリア代表に敗北)を受け、さらに一つ順位を落とすという経過をたどっている。


順位が下がったもう一つの要因は外的なもので、ジョージア代表が好調なことだ。ジョージア代表は現在、ワールドカップのヨーロッパ大陸1次予選でウクライナ代表から1勝、北マケドニア代表から2勝を挙げてスペイン代表とグループGのトップを争っている。この経過とともにジョージアが前回発表時の38位からベルギーと日本を抜いて36位に上昇したことにより、両国がそろって一つずつランクを落としているのだ。


世界のトップ10とアジア・オセアニアの上位チーム動向は以下のとおり。FIBAは現在各競技会からロシアのチームを除外しているが、今回発表されたランキングでは排除せず世界15位に含めている。

 

 

☆FIBA世界ランキングトップ10
1位 アメリカ
2位 スペイン
3位 オーストラリア(アジア・オセアニア1位)
4位 フランス(前回5位↑)
5位 スロベニア(前回4位↓)
6位 セルビア
7位 アルゼンチン
8位 リトアニア
9位 ギリシャ(前回10位↑)
10位 イタリア(前回9位↓)

 

☆アジア・オセアニア勢ランキング上位
23位 イラン
27位 ニュージーランド
29位 中国
30位 韓国
34位 フィリピン(前回33位↓)
38位 日本(前回37位↓)

 

FIBA世界ランキング最新版


 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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