月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.02.06

八村 塁が今シーズン13試合目の出場で4得点、ウィザーズはサンズに敗れる

 日本時間2月6日(北米時間5日)にワシントンD.C.のキャピタルワン・アリーナで行われたワシントン・ウィザーズ対フェニックス・サンズの一戦で、八村 塁が今シーズン13試合目の出場を果たした。試合には80-95で敗れたが、八村は今シーズン最長の23分57秒プレーして4得点、6リバウンドを記録。試合終了の瞬間もコート上で迎えたが、これも今シーズン初のことだった。

 

 


この試合ではサンズのディナイ・ディフェンスが厳しく、八村がハーフコート・オフェンスでボールを受けオープンショットを放つ機会が少なかった。しかしそれに対し八村は、第1Q残り2分に右コーナーでの1対1でドライブを仕掛け、パワフルなドリブルで相手を抜き去ってレイアップを決め初得点。後半にも最終クォーター残り2分を切ってから、エルフリッド・ペイトンとの1対1で得意の右エルボー付近に押し込み、ジャンプショットを決めた。


3日前のフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのアウェイゲームで連敗を6で止めてホームに戻ってきたウィザーズは、試合間が空いたことも影響してか、この日はペースを維持するのに苦労した。序盤にカイル・クーズマ、トーマス・ブライアントの3Pショットとホリデーのドライビング・レイアップで8-2とリードを奪いながら、その後第1Q終了までに13-31とサンズに圧倒され、前半終了までにさらに引き離される展開となった。


ハーフタイム時点のスコアは32-59。ウィザーズは第2Qにシーズン最低の11得点に封じられていた。強豪相手に得点源のクーズマが9得点に抑え込まれたこの試合で、本来なら最も得点を計算できるブラッドリー・ビールが欠場していることも大きく響いているのは間違いない。

 


八村はここまでの13試合で平均7.5得点、3.7リバウンド、0.9アシストのアベレージ。ウィザーズは通算成績が24勝28敗(勝率.462)で、前日と変わらずイースタンカンファレンスの11位となっている。次戦は日本時間2月8日(火=北米時間7日[月])に再びホームで、現時点でイースタンカンファレンス2位の強豪マイアミ・ヒート(34勝20敗)と対戦予定だ。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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