月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.01.15

琉球ゴールデンキングスvs.千葉ジェッツ、B1東西両地区首位同士の対戦代替試合日程が決定

 当初1月8日・9日に開催予定で、6日になって中止が発表されたB1公式戦、琉球ゴールデンキングス対千葉ジェッツ戦の代替試合日程が、 3 月 30 日(水)、5 月 4 日(水)に決定した。会場はいずれも沖縄アリーナ。チケット販売情報は今後決定しだい琉球の公式サイトで発信される予定だ。

 

■B1 リーグ戦第 16 節琉球ゴールデンキングスvs.千葉ジェッツ
開催日時: 3月30日(水) 19:35 TIP-OFF(予定)
5月4日(水) 19:35 TIP-OFF(予定)
開催場所: 沖縄アリーナ


代替試合日程が発表された1月14日時点で、琉球はB1全体でトップの23勝3敗(勝率.885)と好調だ。一方20勝6敗(勝率.769)の千葉Jも、琉球に次ぐB1全体の2位。この成績と順位が代替試合当日に現在も維持されているかどうかはわからないが、仮に両チームがこのペースを維持すれば、今シーズン最強の2チーム同士が火花を散らす対戦になる。

 

昨シーズンのチャンピオンシップ・セミファイナル第3戦を終えた後、健闘をたたえ合う富樫勇樹と岸本隆一(写真/©B.LEAGUE)

 

 

 両チームはまた、昨シーズンのチャンピオンシップ・セミファイナルで激闘を演じたチーム同士でもある。同シリーズも沖縄アリーナが舞台だったが、究極のアツさを呈したシリーズを2勝1敗で制したのは千葉J。その勢いも手伝い初のリーグ制覇を果たした千葉Jに対し、琉球はブースターも含めホームでの雪辱に燃えていることだろう。

 

 千葉Jは、ディフェンディング・チャンピオンの誇りを胸に沖縄アリーナに乗り込む。しかも今シーズンは、前述のセミファイナルで千葉Jの一員としてここぞの場面でたびたび好プレーを見せたコー・フリッピンが、琉球のユニフォームを着ている。成績以外にも深い因縁を持つ両チームの激突は、どちらも勝ちたい、負けられない、白熱した戦いになること必至だ。


8日・9日の対戦が中止となったのは、昨年末から急激な勢いで拡大している新型コロナウイルスのパンデミックの影響。4日に琉球のチーム内でプレーヤー1人が陽性判定を受けたことが発表され、6日までにプレーヤー10人が濃厚接触者と判断された。琉球ではその後も感染拡大を示す報告が続いており、14日時点で陽性判定を受けたプレーヤーは5人に拡大した。

 

 

 琉球は1月19日(水)に、沖縄アリーナで天皇杯準々決勝(対信州ブレイブウォリアーズ戦)の代替試合(当初は1月5日開催予定)を戦う予定。陽性となったプレーヤーの万全の回復、また両チーム関係者やブースターをはじめ人々の健康と安全を第一に、予定された試合を無事にこなしていけることを願うばかりだ。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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