月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.01.11

Bリーグ入り目指し48人がトライアウト - B.DREAM PROJECT 2022レポート

 将来Bリーガーとしてのキャリアを目指す若年世代のプレーヤーとコーチが、夢をかなえるための機会となるトライアウト、『B.DREAM PROJECT 2022』が1月10日にアリーナ立川立飛で開催された。

 

今年のB.DREAM PROJECTは48人のプレーヤーと5人のコーチが参加した(写真/©B.LEAGUE)

 

 このプロジェクトは主に2つの目的を持っており、2017年から継続的に行われている。目的の一つは、22歳以下を対象として世界に挑戦する意欲に溢れるタレントを発掘し、Bリーグの各クラブに特別指定選手制度を活用してそのタレントを磨く機会を創出すること。もう一つは、35歳以下のコーチ志望者で将来Bリーグでのキャリアを目指している、強い意志・意欲を持つ若い指導者を発掘し、ハイレベルなコーチングの機会を創出することだ。

 今年は全国から50人のプレーヤーと6人のコーチがエントリー。当日は辞退者を除く48がプレーし、5人のコーチがベンチで指揮を執った。

 

 

 

アンダーカテゴリー日本代表候補、U15プレーヤー、多彩な顔触れが好プレーを披露


参加プレーヤー48人のうち、29人と半数以上を占めたのが大学生。会場に足を運んだBリーグクラブのフロントスタッフが見守る中で、昨年12月のインカレ(第73回全日本大学バスケットボール選手権大会)で爆発的な得点力を示した富山大学4年生の森川 凌や、5人制・3人制の両方でアンダーカテゴリーの日本代表候補に選出された経歴を持つ中京大学4年生の中崎圭斗らが好プレーを披露した。

 18歳以下も12人参加している。最年少は15歳で早稲田実業学校中等部3年生の井伊拓海。サンロッカーズ渋谷U15チームに在籍する長身193cm、器用で機動力もあるプレーヤーだ。

 トライアウトは48人を6つのチームに分け、フルコート5対5のスクリメージを繰り返す形で進行。最後にその中から14人を抽出して、7人ずつ2つの選抜チームを組んで対戦し、締めくくりとなる。すべてのスクリメージを終えた後には、来場したBリーグクラブのフロントスタッフが目に留まったプレーヤーにコンタクトできる機会も作られる。これまでの実績とコート上での評判がキャリアのスタートに直結する舞台は、緊迫感に包まれていた。



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