昨季チャンピオンのウォリアーズが不調?!
2連覇を狙うゴールデンステイト・ウォリアーズが開幕から5勝3敗(数字は全て11月1日現在)と、好調な滑り出しとは言えない状況にある。ここ5試合では4勝1敗と徐々に調子を上げつつあるが、開幕3試合では1勝2敗だった。平均121.0得点はリーグ1位と相変わらずの得点力を誇っているものの、今季は失点の多さが目立っている(30チーム中25位)。 また、ターンオーバーも1試合平均17.6(26位)というのは、気になるところだ。ウォリアーズは主なメンバー構成は昨季と変わらないため、オフェンス、ディフェンスともに大きな変更は今のところほとんどない。しかし、失点の多さから見る限り、ディフェンスの方法(積極的にスイッチするなど)に対戦チームがアジャストしてきているように見え、昨季ほどの効果が見えないように感じる。加えて、ディフェンスのストレスからか、さまざまなオフェンスでもタイミングが微妙に狂い、ミスにつながっているのかもしれない。 だが、レギュラーシーズンはまだ72試合も残っている。オムリ・カスピやジョーダン・ベルなどの新加入組も頭角を現してきているだけに、年末辺りぐらいまでにはウォリアーズも修正してくるだろう。 写真/石塚康隆(月刊バスケットボール)