月刊バスケットボール6月号

【記者の目】12/24ウインターカップ2016~出場校よもやま話(女子編)~

今年のウインターカップに出場した高校は全国で計100校。 その中には、福井県代表の北陸(男子)のように38年連続で出場しているチームや、 静岡県代表の浜松開誠館(女子)のように28年ぶりの出場を果たしたチームもあり、その経緯は多種多様だ。 そこで今回は、各出場校の知られざるエピソードをいくつか紹介したい。 <岐阜女子高等学校 12/25(日)10:40 Cコートにて広島皆実と対決> 今年あったオモシロ珍事件 「現在の3年生が、auのCMを完コピして作ったこと」 →桃太郎や浦島太郎が出てくるアノ人気CMですね!! 人気俳優が見せる軽妙なやり取りを完コピするとは、すばらしい連係です。コート上でも見事な連係プレイを見せてくれるのではないでしょうか。 <龍谷富山 12/24(土)札幌山の手に敗戦> 今年あったオモシロ珍事件 「先生が、ハーフラインからシュートを放って連続で入ったことで、宣言どおり2日間オフになった」 →これはお見事ですね。NBAではハーフタイムにファンが一発勝負のハーフコートショットを放ち、決まったら5000ドルの賞金獲得!! だなんていうコーナーもあります。ぜひとも挑戦していただきたいですね。

<聖カタリナ学園 12/24(土)八雲学園に敗戦> 今年あったオモシロ珍事件 「先輩(OG)から、みかんが届いた」 →「愛媛といえばみかんでしょ!! 」とイメージする人も多いはず。編集部Aのお気に入りは、道後温泉の近くにあったお店。この時期のみかん、美味しいですよね。生絞りみかんジュースも最高です。 <小林高校 12/24(土)東京成徳大に敗戦> 今年あった泣いたエピソード 「3月に12日間の合宿があり、精神的にも肉体的にも限界まで追い込まれ、寮に帰り着いた瞬間、全員で声をあげて大泣きしました。この合宿を乗り越えたからこそ強くなれました」 →敗れはしましたが、今年で8年連続(通算33回)の出場となった小林高校。12日間の合宿って…。強烈な思い出になりそうですね。ですが、チームメイトと12日間も一緒に過ごすことで、チームメイト同士の連係プレイは精度が高まるのではないでしょうか。

<いなべ総合学園 12/25(日)9:00からAコートで大阪薫英女学院と対決> 今年あったオモシロ珍事件 「練習中、体育館に鳥が入ってくる」 →練習しているのに…。集中したいのに…。一歩間違えればイライラしても不思議ではない状況ですが、“オモシロ珍事件”として答えているため、きっと普段から集中されているのではないでしょうか。多少のアクシデントでは動じない、と言うこともできるでしょう。 <慶誠高等学校 12/23(金)広島皆実に敗戦> 今年あった泣いたエピソード 「4月に発生した熊本地震で、当たり前のように過ごしていた日々が失われました。学校が再開したのは約1か月後で、それまでの期間は度重なる余震に怯えながら、各地域のボランティアに参加したり、家の再興に努めてきました。チームの皆と再会できたときは、自然と笑顔があふれ、仲間の存在の大きさを感じ、改めてバスケットができる事へのありがたさを感じました」 →慶誠高校は今大会で敗戦してしまいましたが、熊本地震を経て、バスケットボールができる喜びをコート上でも示していたと思います。月刊バスケットボール最新号に掲載されている選手名鑑では、慶誠高校の選手直筆メッセージが、くまモンのイラストと共に掲載されています。バスケットボールをすることで生まれた関係は、そう簡単には崩れません。たとえ試合で満足できる結果を得ることができなくても、貴重な体験として、永遠に残ることでしょう。 12月25日(日)は、出場校ウラ話(男子編)を紹介予定です。 (月刊バスケットボール編集部)

PICK UP