月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2017.11.11

【B.STARS Vol.10-⑤】田臥勇太(栃木ブレックス)

高校9冠・日本人初のNBA選手・

Bリーグ元年優勝と20年以上、

日本バスケ界の顔として君臨!

 

栃木ブレックス#0/173cm/PG/1980年10月5日生まれ/ブリガムヤング大ハワイ校

 

 

 

苦しいスタートとなった

Bリーグ2年目

 

 そして迎えたBリーグ2年目。ヘッドコーチが変わり、数名の主力&控え選手が移籍したことで、2連覇どころか、“どこまで戦えるのか”という不安が先行していた栃木。開幕から7節を終えたところで4勝9敗(勝率.308。東地区6位)と大きく負け越していることから、その不安が的中した形となっている。

 

 移籍・引退したのはほとんどが昨季のセカンドユニットで、先発では5人のうち4人が残っているとはいえ、ジェフ・ギブスがケガのため不在なのも大きく、チームとしてのインパクトが薄れてしまったのは事実。また、田臥が「試合の中で相手に流れが行きかけたとき、全員でターンオーバーをなくしたり、細かい部分をコツコツやらないと勝てない。チーム全員が、どれだけひとつのプレーが大事かということを感じないといけない」とコメントしているように、昨年ほど“戦う集団”としてのマインドレベルに達していないことも負けが込んでいる一因だろう。

 

 しかし、こうした遅れを取ることは、開幕前に「仕上がりはまだ6割」と言っていた長谷川健志ヘッドコーチは重々承知のはず。田臥も「いい意味で成長していける部分、強くしていける部分はたくさんあるので、ひとつずつ全員でやっていきたい」と、シーズン中の成長を期している。そうした点で言えば、第8節の川崎戦は、昨シーズンのチャンピオンシップ決勝戦と同カードということもあり、栃木の現在地を知る絶好の機会となるだろう。

 

(おわり)

 

▼月刊バスケットボール編集部員が語る“田臥勇太”のここに注目!!

https://sports.mb.softbank.jp/vod/player/14717

 



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