月刊バスケットボール5月号

FIBAワールドカップ2019アジア地区1次予選/Window2情報③

2月25日/日本×フィリピンPREVIEW   辻が示した“決意の固さ”の重要性! 普段Bリーグでしている持ち味を出せばアウェイでフィリピンに勝つチャンスはある!!  

初勝利に向けてラマスヘッドコーチの手腕に期待したい      アウェイに渡り、フィリピンと対戦する日本。そのフィリピンをホーム・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館に迎えて戦った昨年11月24日のWindow1は、71‐77で敗れている。その流れで考えると、きたる2月25日の戦いは厳しいものとなりそうだが、まずは6点が届かなかったホームでの内容を振り返ってみたい。    この試合、日本は#24田中大貴(A東京)の3Pシュートで幸先よく先制するも、その後はシュートがことごとくリングに嫌われたことが動きの固さにつながり、1Qを終えて10‐18とビハインドを負ってしまう。するとフリオ・ラマスヘッドコーチ(以下ラマスHC)はすぐに対応。選手を代えただけでなく、「セットプレー、仕組みを変えて変化をつけた」(ラマスHC)ことが選手が動きを取り戻すキッカケとなり、#6比江島 慎(三河)、#88張本天傑(名古屋D)、#18馬場雄大(A東京)が躍動。3Q途中には38‐37と逆転に成功する。そして、一進一退で迎えた4Q。残り6分29秒で日本は60‐63と3点を追う状況で、次の1本を決めればまだまだ逆転するチャンスはあったが、逆にフィリピンの#11ブラッチェ、#7ウィリアムに3Pシュートを沈められ万事休す。指揮官のラマスHCが「勝負所をものにできなかったのは力の差」と内容となってしまった。    ということは25日に戦うときには、その「力の差」を埋めることがポイントとなるが、まず食べ物や気候が違うアウェイで戦うことは日本にとってはマイナス要因。また、そのフィリピン戦で7得点を挙げた馬場、2本の3Pシュートを含む8得点を挙げた#2富樫勇樹(千葉)がケガで今回の代表に入っていないのも、日本にとっては痛手。一方、フィリピンも2月22日に戦ったオーストラリア戦では、昨年11月24日の日本戦でチームトップとなる20得点を挙げたウィリアムが欠場。きたる2月25日の日本戦でも欠場となれば、日本にとってはプラス要因だ。 (つづく)     【FIBAワールドカップ2019アジア地区1次予選_Window2/日本代表選手】 #0 橋本竜馬(シーホース三河)#3 辻 直人(川崎ブレイブサンダース)#6 比江島 慎(シーホース三河)#7 篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)#8 太田敦也(三遠ネオフェニックス)#11 宇都直輝(富山グラウジーズ)#15 竹内譲次(アルバルク東京)#24 田中大貴(アルバルク東京)#35 アイラ・ブラウン(琉球ゴールデンキングス)#43 永吉佑也(京都ハンナリーズ)#51 古川孝敏(琉球ゴールデンキングス)#88 張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)     ▼スポナビライブのLIVE配信(2/25〈日〉20:15~)はこちらから https://sports.mb.softbank.jp/genre/basket_japan     (月刊バスケットボール)  

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