月刊バスケットボール5月号

FIBAワールドカップ2019アジア地区1次予選/Window2情報①

2月22日/日本×チャイニーズ・タイペイPREVIEW   ここで負ければ2020年東京オリンピックが遠のく! 2敗同士の絶対に負けられない一戦!!  

負けられない戦いに臨む日本代表(写真は2017.11.24フィリピン戦より)      2月22日から始まるワールドカップ2019アジア地区1次予選のWindow2。Window1の2試合を終えて、フィリピン、オーストラリアに敗れて2敗の日本は、同じく2敗のチャイニーズ・タイペイとホーム(@横浜国際プール)で対戦するのだが、   ①日本が属するグループBから2次予選に進めるのは3チームのみ(つまり1チームが脱落)   ②2020年東京オリンピックのバスケットボール競技には自国開催枠が適用されず、その開催国枠確保のために、日本はFIBAからワールドカップ本戦ベスト16が指標として示されている   ということを考えれば、ホームでチャイニーズ・タイペイを迎える2月22日は、“絶対に負けられない一戦”と言える。    しかし、その大事な試合に臨むにあたり、日本側の事情は芳しくない。というのも、現在、男子はBリーグの真っ最中で、日本代表選手は各チームの大黒柱&エースとして毎週ハードな試合をこなしている。開幕して2シーズン目を迎えたことでBリーグのレベルが上がってきているため、そこで戦うこと自体が強化につながるのだが、逆に“ケガをする”というリスクも背負うことになる。今回、それが裏目に出て、富樫勇樹(千葉)、馬場雄大(A東京)がケガのため欠場。富樫は得点力が高い司令塔、馬場は機動力が魅力の若手と、爆発力がある2人が不在というのは日本にとっては痛手だ。また、2mを超える貴重なインサイド、竹内譲次(A東京)も腰の状態が万全でないのが気になるところ。    そんな中、勝利のカギを握るのが、フィリピン戦で20点、オーストラリア戦で17点と、ともにチームトップとなる得点を挙げた比江島 慎(三河)だ。フリオ・ラマスヘッドコーチが求める“リングへのアタック”を最も体現するだけでなく、ミドルシュートに関しても頼もしい存在で、「エースという気持ちを持って臨んでいます」と自覚も十分。独特の嗅覚を持っている比江島は、経験を積めば積むだけ自らのセンスを磨いていくタイプの選手。「やられてはいけない選手にやられてしまった」と悔やんだフィリピン戦での教訓を、このチャイニーズ・タイペイ戦では逆に自らが活躍することで、相手の脅威となってほしいところだ。 (つづく)   ※選手情報は2月21日正午時点     【FIBAワールドカップ2019アジア地区1次予選_Window2/日本代表選手】 #0 橋本竜馬(シーホース三河) #3 辻 直人(川崎ブレイブサンダース) #6 比江島 慎(シーホース三河) #7 篠山竜青(川崎ブレイブサンダース) #8 太田敦也(三遠ネオフェニックス) #11 宇都直輝(富山グラウジーズ) #15 竹内譲次(アルバルク東京) #24 田中大貴(アルバルク東京) #35 アイラ・ブラウン(琉球ゴールデンキングス) #43 永吉佑也(京都ハンナリーズ) #51 古川孝敏(琉球ゴールデンキングス) #88 張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)     ▼スポナビライブのLIVE配信(本日19:15~)はこちらから https://sports.mb.softbank.jp/live/player/17496     (月刊バスケットボール)  

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