ウインターカップ2017

ウインターカップ2017
平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会

【日程】平成29年12月23日(土・祝) ~12月29日(金) 【会場】東京体育館

記者の目

2017年12月28日

40分間で決着つかず! ダブルオーバータイムの末、エースを欠きながらも大阪桐蔭が初優勝!

強気のプレーが勝利を引き寄せた(大阪桐蔭 #6鈴木)

 

 大阪桐蔭(大阪)と安城学園(愛知)、ともに初の決勝進出同士の戦いは、ダブルオーバータイム(延長2回)の末、大阪桐蔭が86-84の僅差でチャンピオンになった。

 

 両チームともにゾーン系のディフェンスで挑んだ試合は、どちらも決め手に欠く、重い雰囲気の序盤となった。それでも先に飛び出したのは大阪桐蔭。2Q開始直後から#7小田垣のドライブ、#18川本のジャンプシュート、そしてこの試合初の2Pシュートを#15竹原が決めて22-12とした。

 

 しかし、2Q中盤以降は安城が優位に試合#8千葉の3Pシュートなどで、逆に38-29とリード。この間、大阪桐蔭はフリースローを7本連続で外すなど、歯車が狂った。

 

 3Qも引き続き安城ペースで46-32まで差が付いた。ところが大阪桐蔭も4Q残り5分には58-61と3点差まで迫り、残り1分には#6鈴木の3Pシュートで66-66の同点に。最後は互いにミスの応酬となり、得点が入らない試合はまま延長へ突入した。

 

 そして、混戦となった試合は延長、再延長でももつれ、どちらも4点の差をつけることができない。再延長残り1分を切って、大阪桐蔭は鈴木のフリースローで再び84-84に並ぶと、さらに残り27.5秒から鈴木のアイソレーションに合わせた川本のゴール下シュートが決勝点となり、大阪桐蔭が栄冠を勝ち取った。

 

 互いに5試合目で疲労の色が濃かったが、ディフェンスがマンツーマンではなかったため、ガードのゾーンアタックがカギを握った。だが、両チームともに思ったような攻撃ができず、試合が最後までもつれたのだ。安城は大阪桐蔭のエース竹原を7得点(5反則退場)に抑えるディフェンスは成功したが、残り4人の活躍が止められなかった。

 

安城学園#13野口は決勝でガードもこなしたオールラウンダー

 

 途中、オールラウンダーの2年生「#13野口をガードにした」(金子コーチ)という言葉からも分かるように、安城は大阪桐蔭のディフェンスに手を焼いたことは間違いない。
夏のファイナリストを下して決勝に勝ち上がった安城と大阪桐蔭は、延長2回という通常より1ピリオド多い(5分×2)戦いで視力を尽くした。どちらが勝っても不思議ではなかった決勝は、高校最後の戦いにふさわしい見応えのある一戦だったに違いない。

 

「インターハイで岐阜女に何もできない状況で負けたことが、ウインターカップへのモチベーションになりました。竹原以外の竹原を支えた3年生の選手が頑張りました。そういった意味では全員で勝ち取った優勝だったと思います」と、大阪桐蔭の森田コーチは優勝後に語った。

 

(月刊バスケットボール編集部)

 


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