ウインターカップ2017

ウインターカップ2017
平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会

【日程】平成29年12月23日(土・祝) ~12月29日(金) 【会場】東京体育館

記者の目

2017年12月30日

【ウインターカップ2017】男女総括

【男子総括】

 

福岡大附大濠を破り2年ぶりの優勝に輝いた明成

 

 男子は、インターハイとウインターカップにおいてベスト4が福岡大附大濠(総体①)、明成(総体②)、帝京長岡(新潟)、福岡第一(福岡)と4チームとも同じチームだった。このことからも結果的には、今シーズンの“高校界男子4強”はこのチームだったことは間違いない。

 

 最終結果としては決勝での勝敗が逆になり、明成がリベンジを果たしたが、準決勝を含めてウインターカップでも僅差の戦いだった。このことからも、4強チーム間に大きな差はなさそうだ。

 

 夏は1年生も入学間もないプレーヤーだが、冬になれば大きく成長を遂げている場合もある。福岡第一#8河村(1年)にとって、この大会は大きな経験となったことは間違いない。

 

 ベスト8争いは激しく、飛龍(静岡)、中部大第一(愛知)、広島皆実(広島)は順当だったが、川内(鹿児島)だけが厚木東(神奈川)と好ゲームを演じた末に敗れている。その厚木東は八王子学園八王子(東京)にも勝利し、ベスト8入りを果たした。高知中央(高知)は飛龍に9点差、東海大付札幌(北海道)は中部大第一に5点差、秋田工(秋田)も広島皆実に9点差だったため、これらのチームにも8強入りのチャンスはあったように感じる。また、北陸学院(石川)や北陸(福井)土浦日本大(茨城)、洛南(京都)も可能性があった。

 

 単純に、結果の点差だけで実力を推し量ることは難しいが、少しの差が各チームの勝敗を分けているのかもしれない。

 

 

【女子総括】

 

激闘の決勝を制して初優勝を決めた大阪桐蔭

 

 女子はインターハイ優勝の岐阜女(総体①)が主力のケガというアクシデントもあり準々決勝で、同2位の桜花学園(総体②)も準決勝で優勝した大阪桐蔭(大阪)に無念の敗退。この2チームを破った両チームが決勝で戦い、再延長という激闘の末、大阪桐蔭が初優勝を決めた。

 

 大阪桐蔭は#15竹原というビッグマンを擁し、安城学園も平均してサイズのあるチーム。男子よりもサイズの差異が小さい分、大きいプレーヤーがいることは有利になってくる。中でも4位の八雲学園は2年生エースの#4奥山が毎試合40得点以上たたき出し、徳山商工戦で62得点(新記録)を挙げたことは驚きだった。

 

 ベスト8には東京成徳大(開催地・東京)、昭和学院(千葉)が組み合わせどおりに進出。開志国際(新潟)は、男女そろってベスト8入りを果たした広島皆実(広島)に1点差で敗れている。ほかにも、埼玉栄や四日市商なども健闘した。

 

 女子決勝はインターハイの再戦と予想される中、大阪桐蔭と安城学園は運をも味方に付けて初の決勝進出を決めたことが今大会一番とトピックだったのではないだろうか。

 

 年末恒例の“高校界の頂点”を決めるウインターカップは幕を閉じたが、これで日本全国にある全ての高校が来年の大会に向けて、新チームとしてスタートしたことになる。ウインターカップ2018は東京体育館(オリンピックのための改修工事)から舞台を移すが、また新しいチーム、プレーヤーが躍動することを楽しみにしたい。

 

(月刊バスケットボール編集部)

 


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