ウインターカップ2017

ウインターカップ2017
平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会

【日程】平成29年12月23日(土・祝) ~12月29日(金) 【会場】東京体育館

記者の目

2017年12月23日

ダイナミックなプレーを展開する徳山商工#9西田保乃伽は一見の価値あり!

西田保乃伽(徳山商工#9)

 

 

 女子1回戦で徳山商工(山口)が市前橋(群馬)を77-59で下したが、この試合で一際目を引くプレーヤーがいた。徳山商工#9西田だ。166㎝と特別サイズがあるわけではないものの、西田のプレーは“キレ”が違う。

 

 ファストブレイクでドリブルから体を左右に揺さぶってフェイクし、ディフェンスを抜き去ったり、ショットクロックが少なくなればアイソレーションして1対1を仕掛けたり、またフィジカルの強いプレーで接触しながらもドライブを決めるなど、ダイナミックなプレーが持ち味だ。

 

 秋に行われた愛媛国体で山口県代表として秋田県と対戦した試合では、60得点をたたき出すという非凡な才能も見せている。それも、3Pシュートはゼロ。2Pシュートとフリースローだけで稼いだ得点だった。

 

「西田選手は注意しています。ゴールに向かってくるプレーは抑えたいです」(平田コーチ)と、対戦相手の市前橋は当然、対策を考えていた。だが、西田は無理なプレーやタフショットはせず、チームメイトを生かし、#4山本は20得点、#17本田は21得点を挙げている。

 

 試合は一時30-50と20点差を付けられた市前橋だったが、3Qのゾーンディフェンスが功を奏し、一時は7点差まで追い上げた。しかし、ここで徳山商工は西田がしぶとく加点。ゾーンに対しても“泣き所”と言われるハイポストのギャップでボールをつないで、市前橋のゾーンを攻め立てた。「自滅でした」と、市前橋の平田コーチが言うようにターンオーバーなどでこの差を5点、4点と詰めることができなかった。
結局、最後まで自分たちのペースを貫いた徳山商工が77-59の18点差で勝利し、2回戦へ駒を進めた。

 

「自分はドライブばかりのプレーなので、3Pシュートにはディフェンスが離してきました。リバウンドを取ってくれると思っていたので、シュートし続けました。そこで決め切れなかったことで、チームが波に乗ることができなかったことが反省点です。『自分がやろう、やろう』と気負い過ぎたかもしれません。今日は周りの選手たちに助けられました」(徳山商工・西田)

 

 確かに、3Pシュートは1/9、2Pシュートも11/24と確率としては高くはなかったが、それでもチームトップの25得点、12リバウンドの活躍だった。西田の要所での得点はチームを勝利に導いたことは間違いない。

 

 西田の“キレ”のあるダイナミックなプレーは、一見の価値がある。2回戦以降も注目しておきたい。

 

(月刊バスケットボール)

 


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