月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2018】インタビュー:富永啓生(桜丘⑦・3年)/「厳しいディフェンスでタフショットが増えてしまいました」

 ウインターカップ第6日(12月28日)、男子準決勝で桜丘(愛知)と福岡第一(福岡)が激突。72-103で敗れた桜丘のエース⑦富永に話を聞いた。
6    ウインターカップ第6日(12月28日)、男子準決勝で桜丘(愛知)と福岡第一(福岡)が激突。72-103で敗れた桜丘のエース⑦富永に話を聞いた。   ≪参考≫ 1回戦(vs.広島皆実)36得点2回戦(vs.高知中央)36得点3回戦(vs.開志国際)45得点準々決勝(vs.桜丘)39得点準決勝(vs.福岡第一)37得点   ――準決勝の福岡第一戦を振り返って、いかがでしたか? 「前半は自分たちのペースで自分のシュートも入って、良い感じで終われました。でも、後半の出だしで相手のゾーンプレスにハマってしまい、そこで自分たちが思ったようにプレーができずに点差が開いてしまいました」   ――リードされたとき、いつも以上に自分で得点しなければならないと思っていましたか? 「いつも以上に点を取らないとならないと思いましたが、2~3人のディフェンスが来るような厳しいディフェンスで得点できず、タフショットも増えてしまいました。そこは周りのプレーヤーも生かしていく必要があったと思います」   ――ピックスクリーンをキャンセルしてアイソレーションしていたのは、どのような理由からですか? 「スクリーンを使うと、留学生のショーディフェンスが来てしまって攻めづらくなってしまうからです」   ――多少、距離があった3Pシュートでも積極的に狙っていこうと思っていたのですか? 「そうです。ディフェンスもいますし、あえて遠くから3Pシュートを放っていました」   ――後半、富永選手は思ったように得点できなくなってしまいましたね。 「ゾーンプレスを仕掛けられたため、自分が攻める以前の問題でした」   ――点差が付いていく中で、富永選手はどのようなことを考えていましたか? 「点数が離れていってしまう中、もっと自分が積極的にシュートしていかなければならないと思いました。でも、簡単にはシュートさせてもらえず、厳しい展開になってしまいました」   ――この試合で見付かった富永選手の課題は、どのようなことですか? 「後半、3Qと4Qのシュート確率が悪かったことが一番の反省です。もっと“自分が、自分が”にならず、周りを使いつつ自分が攻めていけば、ディフェンスも守りづらくなると思います」   ――ウインターカップでの自分の出来はどうでしたか? 「今日の試合の前半は良かったのですが、1試合の中で得点できなくなってしまう時間帯があったので、あまり良いとは思いません。明日の3位決定戦では、しっかりとフルパワーを出し切って終わりたいです。45得点ぐらいは取りたいと思っています」     (月刊バスケットボール)

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