月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2018】女子決勝は岐阜女(総体②/岐阜)がインターハイの雪辱を晴らして3年ぶり2回目の優勝

大会ベスト5に選ばれた岐阜女④池田    ウインターカップ第6日(12月28日)、女子決勝では大阪勢2年連続優勝(昨年は大阪桐蔭)を狙う大阪薫英女学院と、インターハイ準優勝の岐阜女(岐阜)の戦いとなった。    序盤、大阪薫英女学院はオフェンスリバウンドで奮闘するがなかなか得点につながらない。対する岐阜女は⑦ダフェの高さを生かした攻撃とドライブなど、ペイント内で加点し、1Qで26-19とした。    2Qでは薫英がスペースを広く作ってからのドライブやドライブからのジャンプシュートなど内外バランスの良い攻撃を見せる。だが、残り5分を過ぎた辺りからボールが止まり、ターンオーバーに。岐阜女は④池田のドライブが冴え、一時は45-30の15点差を付けた。 
 

大会ベスト5に選ばれた岐阜女④池田    ウインターカップ第6日(12月28日)、女子決勝では大阪勢2年連続優勝(昨年は大阪桐蔭)を狙う大阪薫英女学院と、インターハイ準優勝の岐阜女(岐阜)の戦いとなった。    序盤、大阪薫英女学院はオフェンスリバウンドで奮闘するがなかなか得点につながらない。対する岐阜女は⑦ダフェの高さを生かした攻撃とドライブなど、ペイント内で加点し、1Qで26-19とした。    2Qでは薫英がスペースを広く作ってからのドライブやドライブからのジャンプシュートなど内外バランスの良い攻撃を見せる。だが、残り5分を過ぎた辺りからボールが止まり、ターンオーバーに。岐阜女は④池田のドライブが冴え、一時は45-30の15点差を付けた。    流れをつかみたい薫英は3Qにゾーンを仕掛けるが、岐阜女にタイミング良くインサイドにボールを入れられ、点差が詰まらない。    結局、4Qも岐阜女はダフェのプットバックや池田、⑤木下の安定したプレーでリードを保ち、薫英の追撃を許さず。薫英も得点源の⑦清水が奮闘(23得点)するが、戦況を変えるには至らなかった。    最終スコアは92-74の18点差。岐阜女は大会を通し、終始安定した試合運びで優勝。インターハイの雪辱を晴らし、3年ぶり2回目の栄冠を勝ち取った。   「2Qからハーフを超える時間をかけさせるためにゾーンを、さらに3Qの仕掛けもうまくいってたと思います。ただ、オフェンスリバウンドを取られ、ドライブにうまく合わせられてしまいました。清水がフェイスガードされていてリズムが少し違ったかもしれませんが、⑥森岡で得点できていました。岐阜女がしっかり決めて、うちはこぼした差だと思います」と、薫英の安藤コーチ。
 

   一方、優勝した岐阜女の安江コーチは「ディフェンスを徹底する指示でした。薫英の7番(清水)を簡単にやらせない、3Pシュートを放たせないがポイント。また、ゲームの流れの中でファウルをしないでディフェンスすることができたと思います。夏以降、フィジカル不足を一考し、インサイドを中心に攻めることを徹底してきました。そして、池田以外でも木下らが底力を発揮して成長したことが大きかったです」と、夏からの成長と勝因を語った。    また、大会ベスト5に選ばれた池田は「昨年のウインターカップの負けから始まったこのチーム。最後に結果が出て良かったです。前半は競るゲームが多かったのですが、後半の我慢強さ、チームワークが勝因。夏は3Qに我慢できずに負けたので成長できたと思います」と、試合後にコメント。    2Q途中、8-2で岐阜女が走って15点差を付けたところが試合のポイント。これ以降、10~13点差を推移し、薫英は岐阜女の堅いディフェンスの前に打開策を見い出せないまま、時間が過ぎていった。    ちなみに、女子決勝でのターンオーバーは薫英7、岐阜女5でともに1桁。これは決勝にふさわしいミスの少ない好ゲームだった証拠である。女子大会ベスト5は池田沙紀(岐阜女④)、ハディ・ダフェ(岐阜女⑦)、清水咲来(大阪薫英女学院⑦)、星 杏璃(昭和学院⑪)、中道玲夏(津幡⑩)。     *女子最終順位 優勝…岐阜女(総体②・岐阜)準優勝…大阪薫英女学院(大阪)3位…昭和学院(千葉)4位…津幡(石川)     (月刊バスケットボール)

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