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2019/02/09

【車いすバスケットボール/香西宏昭】ブンデスリーガ6シーズン目、日本のエースを待ち受けていた試練②

   香西宏昭。現在、日本車いすバスケットボール界において唯一の“プロ”である彼は今、ドイツ・ブンデスリーガでの6シーズン目を送っている。リーグきっての強豪RSVランディルに移籍した昨シーズンは、世界のトップステージでその実力の高さを十分に示し、ランディルにとって欠かすことのできない存在となった。    その香西に今シーズン待ち受けていたのは、予想をはるかに超えた試練だった。   文・写真/斎藤寿子   (つづき) チーム一の速さでもたらした 「勢い」と「脅威」    転機が訪れたのは11月24日、昨シーズンのリーグ覇者で、今シーズンもランディルと首位争いをしているライバルRSBテューリンギア・ブルズ戦だった。    昨シーズン、両チームは6度対戦し、テューリンギアの4勝2敗。実はランディルが勝利を挙げた2試合はいずれも1点を争う大接戦となり、終了間際に決勝ゴールを挙げたのが香西だった。そんな昨シーズンから続くライバル対決の初戦とあって、ランディルのホーム会場には大勢の観客が 詰め掛け、立ち見まで出るほどのにぎわいを見せていた。    試合はテューリンギアのリードで進んではいたが、完全に主導権を握られていたわけ ではなかった。内容的にはそれほどの差は なく、スコアも1Qは1桁差と、巻き返すチャンスは十分にあった。    ところが、2Qの序盤、テューリンギアが一気に引き離し、最大16点差となった。試合の流れを変えようと、ランディルはいくつかのラインナップで打開を図った。うまくいきかけた時間帯もあったものの、長くは続かなかった。そんな中、「香西宏昭」というカードを切る瞬間がいつ訪れてもおかしくはなかった。しかし、結局香西がコートに姿を現さないまま、2Qが終了。3Qも香西はベンチを温め続けた。〈続きを読む

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