月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2018.10.05

3シーズン目のBリーグ開幕! 川崎が初の開幕戦勝利で好スタートを切る!!

Bリーグ3シーズン目の開幕ゲームとなった千葉×川崎の一戦。   この日を待ちわびていた両チームのブースターは、19時8分のティップオフにもかかわらず、その3時間前の16時には会場となった船橋アリーナの周囲を取り囲むほど。そして5,067人と超満員のブースターが見守る中、試合が始まった。

見ごたえ十分だった千葉#2富樫と川崎#7篠山のマッチアップ   Bリーグ3シーズン目の開幕ゲームとなった千葉×川崎の一戦。   この日を待ちわびていた両チームのブースターは、19時8分のティップオフにもかかわらず、その3時間前の16時には会場となった船橋アリーナの周囲を取り囲むほど。そして5,067人と超満員のブースターが見守る中、試合が始まった。   口火を切ったのは川崎の#14辻で、2本の3Pシュートを連続で沈めチームに流れをもたらすことに成功。一方の千葉はシュートがリングに嫌われることが多く、1Qは川崎が16‐11とリードする。   しかし2Qになると千葉が反撃開始。#3パーカー、#21エドワーズ、#27石井が果敢にインサイドにアタックしたことが奏功し、開始約2分30秒で19‐18と逆転に成功すると、その後も石井が3Pシュート、#2富樫のドライブなどで、前半を33‐30とリードして折り返す。   しかし、千葉にとって誤算だったのは後半。川崎が#0藤井、#7篠山、辻、#21マクリン、#31エドワーズの5人が2桁得点と、チームとして相手に的を絞らせないオフェンスを展開したのに対し、千葉は大野ヘッドコーチが「これまでやってきたということをやるというよりも、選手ひとりひとりが『自分が打開してやろう』という気持になって、結果的にあまり質のいいプレーができていませんでした。『チームで頑張ろう』というよりも、『自分で何とかしてやろう』というゲームになってしまいました」と言うように、気持が先走ってしまい、なかなかリズムに乗ることができない。

躍動的な活躍を見せた川崎#0藤井   そのスキを逃さなかったのが川崎で、特に果敢なドライブで流れを作ったのが藤井。北ヘッドコーチも「アタックしてバスカンも決めてくれました」と評する積極性を見せ、18得点を挙げただけでなく、7つのファウルをもらい、またスティールもチームトップの3と攻防で躍動。川崎が81‐72で勝利する原動力となった。   この千葉戦で勝利したことにより、川崎はBリーグとなって初めての開幕戦勝利(1年目は三遠に、2年目は名古屋Dに敗退)。篠山キャプテンの「最後は優勝で終われるように、これからしっかり成長していきたいと思います」という言葉の通り、悲願であるBリーグ制覇への第一歩を踏み出した。   (月刊バスケットボール)

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