月刊バスケットボール6月号

NBA

2018.06.14

“NBAプレーオフ2018”タフショット(3Pシュート)ランキングのトップは予想どおり…。

ゴールデンステイト・ウォリアーズが2連覇して幕を閉じたNBA2018-19シーズンだったが、“NBAプレーオフ2018”で面白いスタッツを探し出した。
ゴールデンステイト・ウォリアーズが2連覇して幕を閉じたNBA2018-19シーズンだったが、“NBAプレーオフ2018”で面白いスタッツを探し出した。   以前の記事にも解説したが、NBAのスタッツでは、 ★6フィート(約1.8m)以上のワイドオープン ★4~6フィート(約1.2~1.8m)のオープン ★2~4フィート(約0.6~1.2m)のタイト ★0~2フィート(約0~0.6m)のベリータイト という4つの距離で集計している。   この中で、“ベリータイト”はプレーヤーの判断でシュートを放つことが非常に少ないため、次にディフェンスとの距離が近い“タイト”で調査。ペイント内の攻防ではディフェンスと接近してシュートすることが多いので、ここでは3Pシュートに焦点を当ててみた。   ディフェンスから60cm~1.2mの距離は、身長2mが当たり前のNBAでは相当なタフショットだ。ウイングスパンも当然2mを超えてくるため、ディフェンスとの距離は片手1本前後と予測される。果たして、“NBAプレーオフ2018”で最も多くタイトな3Pシュートを決めたのは…。 ※〔〕内は決めた本数、放った本数、確率の順
①ケビン・デュラント(ウォリアーズ)20本〔20-64/31.3%〕 ②ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)19本〔19-71/26.8%〕 ③ステフィン・カリー(ウォリアーズ)11本〔11-26/42.3%〕 ④ジェラルド・グリーン(キャブズ)10本〔10-24/41.7%〕 ⑤クレイ・トンプソン(ウォリアーズ)9本〔9-38/23.7%〕 ⑥ジェイレン・ブラウン(セルティックス)8本〔8-19/42.1%〕 ⑦JR・スミス(キャブズ)8本〔8-27/29.6%〕 ⑧CJ・マイルズ(ブレイザーズ)7本〔7-16/43.8%〕 ⑧クリス・ポール(ロケッツ)7本〔7-16/43.8%〕 ⑩テリー・ロジアー(セルティックス)6本〔6-22/27.3%〕   以上がランキングベスト10。当然、合計本数のため上位には勝ち上がったチームのプレーヤーが多くなった。ファイナルMVPを獲得したデュラントは20本ものタフな3Pシュートを決めたのである。また、ウォリアーズのカリーとトンプソンも上位にランクインし、ベスト5に3人がチャンピオンチームからとなった。   ちなみに、ファイナルに出場したキャブズのレブロン・ジェームズは12位、カイル・コーバーは13位、ケビン・ラブは39位〔1-9〕で、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは32位〔2-4〕、アンドレ・イグダーラは47位〔1-1〕。   これらのスタッツはNBA.comのStatsで“Players”“Shot Dashboard”“Closest Defender”の項目で見ることができる。   (月刊バスケットボール)

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