月バスSet Play of the Week(30)ウォリアーズ
5月28日(日本時間29日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ヒューストン・ロケッツ(@トヨタ・センター)で行われたプレーオフカンファレンスファイナル第7戦から、ウォリアーズがロケッツのファウルゲーム(4Q残り29.5秒/99-92)に対するサイドラインインバウンズプレーを解説しよう。 【ラインナップ】 ①ステフィン・カリー(PG) ②ショーン・リビングストン(PG) ③クレイ・トンプソン(SG) ④ケビン・デュラント(SF) ⑤ドレイモンド・グリーン(PF) ★ロケッツからのファウルゲームを予測し、ウォリアーズはフリースロー成功率の高いプレーヤーを5人(※別表参照)コートに送り込んでいる。
[A-1] ②がインバウンダーで④がボールサイドのエルボーより少しトップ側、①がフリースローサークル内、③がヘルプサイドのエルボー横、そして⑤がバックコートのフリースローサークル付近にポジションを取る。フリースロー成功率が高い①・④・③にボールをレシーブさせる考え方。ちなみに、NBAルールではバックコートにインバウンズすることができる。 まず、③が①と④を使ってボールサイドへカットする。
[A-2] ③がカットした瞬間に、①は④のダウンスクリーンを使ってトップへ。②は①へボールをインバウンズする。ウォリアーズはこの後、残り27.6秒でも同じプレーを使い、①にパスは入らずに④がポップしてボールをレシーブした(↓部分)。 このように、チームがインバウンズしたいプレーヤーへと確実にボールを入れることが重要になる。 月刊バスケットボール7月号(5月25日発売)の“NBAセットプレー図鑑”では、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのプレーを紹介。自分たちのチームにマッチしそうなセットを見付けて、すぐに練習してみよう! (月刊バスケットボール)