月刊バスケットボール8月号

大阪籠球会がNBAで圧巻のパフォーマンス!

  アメリカ現地時間の2月14日、大阪で活動するフリースタイルバスケットボールチームの「大阪籠球会」が、ポートランド・トレイルブレイザーズvs.ゴールデンステイト・ウォリアーズの試合前にパフォーマンスを行った。NBAの公式戦で日本人がパフォーマンスをするのは初の快挙だ。 大阪籠球会は“バスケよ前へ”を合言葉に、各界で活躍する“バスケ馬鹿”たちが大阪に集まり、2004年に結成。大阪ストリートボールシーンのパイオニアであり、プレーヤーとして各種大会に参戦するだけでなく、音楽に合わせボールを操るフリースタイルバスケットボールチームとしても精力的に活動している。 今回、NBAでのパフォーマンスにいたったのは、2016年、パフォーマンスメンバー全員でシアトルに渡り、NBAのオフシーズンに行われた、シアトルの独立サマーリーグにてハーフタイムショーに出演したことがきっかけ。このパフォーマンスを機にトレイルブレイザーズの関係者とのコンタクトに成功し、交渉が難航しながらも活動実績や動画を送り、パフォーマンス実施にこぎ着けた。   迎えたパフォーマンス当日、ともにスター選手を抱えるチームとあって、試合前から会場は熱気に包まれていた中、大阪籠球会の6名が登場。最初は怪訝そうに見ていた観客も、音楽に合わせバスケットボールを巧みに操るパフォーマンスに、次第にのめり込んでいった。7分間のパフォーマンスではあったが、終了後は会場からは万雷の歓声が送られた。   メンバーはそれぞれ、 KAN「全員がコートに立って笑顔で向き合ってからは一瞬でした。NBAや世界に『これが大阪籠球会だ』と示すことができて良かったです」 ISE「日本人初NBAの舞台、夢のような時間でした。最高の仲間と最高のパフォーマンスできました!」 mic「パフォーマンスが終わった瞬間、ゴール感よりも、この経験が次のどんな夢につながるのかすでにワクワクしていました」 Yuji「NBAの広いコートと高い観客席の景色は圧巻でした!」 BON「最高の舞台で、最高に楽しむことができました。絶対もう一度あの舞台に立ちたい」 FATBOY「緊張した割に一瞬でした。またあの大舞台に必ず戻ってきたい」 とコメント。

  「開拓者」を意味するトレイルブレイザーズの本拠地で、大阪籠球会は追い続けた夢をついに叶え、確かな爪痕をアメリカに残した。しかし、メンバーも口にしたようにこれはゴールではなく新たなスタート。KANが「東京オリンピックで、公式も3×3も含め、バスケットを盛り上げていきたいです」と話すように、東京オリンピックはもちろん、2025年の開催を目指して招致している大阪万博でのパフォーマンスなど、バスケットの舞台はもちろん、スポーツ以外の文化系でのイベント出演も目指し、これからもその技を磨いていく。   パフォーマンスは動画はこちらから↓

※写真提供=大阪籠球会 (月刊バスケットボール)

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