月刊バスケットボール5月号

Wリーグ

2018.01.28

プレーオフ進出決定もトヨタ大神は「目標への一つの通過点」

昨シーズンWリーグ2位のトヨタ自動車が、1月27、28日のホームゲーム開催となった日立ハイテク戦で2連勝を挙げ、プレーオフ進出を決めた。   初戦を84-65で勝利したトヨタは、2戦目では1Qこそわずか2点リードに留まったものの、2Qで「この2連戦はアグレッシブにできたと思います」という#2長岡を起点に得点。前半を終えて11点差を付けた。後半こそ粘るハイテクに対し、思うようにリードを広げらなかったが、前半での点差を守り切り、最後は87-73で勝利した。   2戦目の28日は、トヨタ自動車の野球部や女子ソフトボール部、ラグビー部の選手たち数名が会場に駆けつけ、ハーフタイムではイベントを行うなど、まさにトヨタ一色となった日。そんな日にプレーオフ進出を決定させたのだった。   しかし、キャプテンの#1大神は、「目標への一つの通過点。3月まで毎週試合があるので、その中で(トヨタのバスケットを)さらに良くするために築き上げていくだけです」とあくまでも冷静だ。それもそのはず、勝負はまさにこれからで、特にトヨタは昨シーズン、ファイナルでJX-ENEOSの前に敗れており、今シーズンは是が非でも優勝を勝ち取りたいところ。それだけに、「ディフェンスをもう少しみんなで意識していかないと」と、大神は現状の課題を淡々と語っていた。   なお、本日は昨シーズン3位のデンソーもプレーオフ進出を決めており、1月28日時点で、JX-ENEOS、トヨタ自動車、デンソーの3チームがプレーオフ進出を確定させている。  

要所での得点が光ったトヨタ#2長岡  

ベンチでも積極的に話し合う#1大神と#2長岡   (月刊バスケットボール)

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