月刊バスケットボール5月号

Wリーグ

2018.01.24

高め合う篠原(デンソー)と曽我部(富士通)の“カタリナ同級生”

皇后杯を終えて再開したWリーグは、プレイオフ争いに向けて順位争いが激化している。そのような中、1月20、21日は皇后杯の準決勝と同カードとなったデンソーvs.富士通の2連戦が富士通のホームコートであるとどろきアリーナで行われた。   しかし、試合は2試合ともにアウェイのデンソーが勝利。皇后杯同様、粘る富士通を振り切った。   この2戦で激しいマッチアップを見せたのがデンソー#23篠原と富士通#5曽我部だ。 2人は聖カタリナ学園高時代のチームメイトで同級生。中学こそ違うが、ミニバスでは姫山女子MBCで一緒に全国優勝(2009年)を成し遂げている。   今回の2連戦では、富士通の攻撃の際、曽我部に対して篠原がマーク。そのため、篠原は「意識しました。“止めないと”と思っていました」と語ったが、デンソーの攻撃時は、篠原には富士通は#10町田が付いたたため、曽我部は「そんなに意識はしませんでした」とコメント。それでも、「知らない間に燃えていましたね」と笑い、結局は激しいマッチアップを繰り広げたのだった。   この2戦で今季初のスターターを務めた曽我部に対し、篠原が「一緒のコートに立てるのはうれしいです。でも“負けられない”と思いますね」と言えば、曽我部も「(篠原が)最近はスタートで出ていて、それはうれしいのですが、“もっと頑張らないと”と思うし、“負けてられない”と思います」と語る。   互いに高校を卒業してWリーグは3シーズン目。チームの中では主力を担う存在となっているものの、まだまだ課題も多い。2人はさらに佳境を迎えるリーグ後半戦に向けてこう意気込みを語った。   「チームとしても自分自身も波があるので1試合をとおして波を小さくできるように。小さいほどそれが勝ちにつながると思います。3Pシュートを期待されているので、もっとシュートを狙っていきたいです」(篠原)   「デンソー戦ではディフェンスは悪くなかったと思いますが、攻撃が2戦目ではシュートを狙うことができませんでした。それでも、この2戦で苦手意識のあった1番ポジションに対して“楽しい”と思えるようになりました」(曽我部)  

富士通#5曽我部をマークするデンソー#23篠原  

曽我部が篠原をマークする場面も   なお、今週末(1月27、28日)は、デンソーは沖縄県の宮古島で新潟と、富士通は大分県でJX-ENEOSと対戦する。2人の活躍にも期待が高まるところだ。   WJBL公式HP http://www.wjbl.org/pc_index_html   会場に行けない人にはインターネット中継の『W-TV』がおススメ! https://w-tv.jp/   (月刊バスケットボール)

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