月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2018.01.20

篠山竜青(川崎)インタビュー「日本代表ではディフェンスを武器にしたい」

  1月11日に放送されたオクラホマシティ・サンダー対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦にゲスト出演した篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)。今季のB.LEAGUEのことなどについて話してもらった。   ――B.LEAGUEについてお聞かせください。今シーズンここまで振り返ってみていかがですか? 篠山「序盤は苦しみました。東地区で中々勝ち星が伸びず、他地区の下位チームに取りこぼしもありました。その中でチームとしてどのように戦わなければいけないか学んで、こつこつと積み重ねてこられたものもあると思います。12月に入ってからは失点もかなり抑えることができて、東地区の上位チームにも勝てるようになりました。 チームの成長は凄く感じています。天皇杯は三河に負けてしまいましたけど、まだまだいい時もあれば悪い時もあるのでそういう部分をもう少し良くしていかなければいけないと感じましたし、伸びしろがあるとも感じています。天皇杯を勝てなかったのは悔しいですけど、後半戦につながる試合だったと思います。オールスター明けから後半戦が始まりますが、優勝を狙えるチームである手ごたえを感じています」   ――ご自身、またチームの目標を教えてください。 篠山「B.LEAGUE優勝を目標に頑張っていきたいです」   ――2シーズン目を迎えるB.LEAGUEですが、盛り上がりなど昨年と違うと感じることなどありますか? 篠山「お客さんの数という意味では、全体的に少しずつ伸びているのは感じています。でも、1年目のほうがメディアの露出があり、2年目は落ち着いてきたなと感じることはあります。各チームが演出などを工夫し、会場の雰囲気はどんどんレベルアップしていると思うので、B.LEAGUEの盛り上がりを感じていますが、B.LEAGUEを知らない人に伝えていくのが大事だと思っています」   ――会場まで見に来てくれるファンの方に自分のどんなところ(プレー)を見てほしいですか? 篠山「見に来た人は選手の大きさに驚きますが、その中で背が小さい自分が、小さくても攻防で頑張っているところを見てもらえればと思います」   ――2017年の日本代表を振り返ってください。 篠山「ワールドカップ予選のレギュレーションがホーム&アウェイに変わって、非常にタフなスケジュールの中で予選2試合を戦いましたが、結果が求められている中でいずれも負けてしまいました。色々と反省点は出てきています。試合のことはもちろんですが、試合までの準備期間のコンディショニングの持っていき方や戦術の理解などです。そういったところがあの2試合で出たのは、次に向けて良い材料になったと思います。 個人的には、代表にしっかりと選ばれて試合に出場できたのは良かったと思いますが、出ても勝利に貢献できていないのが現状なので責任はあります。もっともっと上達しないといけないというのを、代表チームとしても個人としても感じさせられた1年でした」   ――日本代表での今後の目標を教えてください。 篠山「ポイントガードとして選出されて、常に対比として選ばれているのは(千葉ジェッツふなばし)の富樫(勇樹)選手なので、バランスを取るうえでも富樫は得点力があるポイントガードだし、長くボールを保持して得点を決めてくるのが彼の武器だと思います。 僕は、富樫にないものと考えたときに、ディフェンスを武器にしないといけないと思っています。チームのペースをコントロールしたり、かじ取りの部分ではリーグで1番にならないと代表に定着できないと思っているので、そういう部分をしっかりと身につけて、誰からも代表に必要だと認められるのが目標です」   インタビュー情報提供/WOWOW http://www.wowow.co.jp/sports/nba/   (月刊バスケットボール)

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