月刊バスケットボール5月号

大学

2017.12.02

【インカレ女子2017】決勝は東京医療保健大×拓殖大の対戦に!

大学日本一を決める全日本大学選手権大会(インカレ)は、本日12/2が大会5日目。カメイアリーナ仙台にて順位決定戦と準決勝の4試合が行われた。   それぞれ格上を倒して勝ち上がってきた拓殖大(関東5位)×鹿屋体大(九州2位)の準決勝は、#23ヤシンらがリバウンドを掌握し、素早い展開を繰り出した拓殖大が1Qで27−14とリード。だが2Qに入ると、今度は思い切り良く外角シュートを決めていった鹿屋体大ペースになり、結局前半を終えて2点差となる。それでも、内外角バランス良く攻めた拓殖大が3Qから再び突き放し、シュートが好調だった#57加藤の30得点の活躍もあって、93−66でタイムアップとなった。   一方、もう一つの準決勝は、東京医療保健大×白鷗大という昨年の決勝カードに。白鷗大は昨日の準々決勝と同じく出だしが硬く、その間に東京医療保健大が15−0とスタートダッシュに成功した。だが2Qで、「ディフェンスやリバウンドなど、やるべきことがおろそかになりました」と恩塚監督。その間に要所で3Pシュートを決めた白鴎大が猛追し、一時は1点差に。それでも、東京医療保健大はエネルギッシュなバスケットを取り戻し、逆転は許さない。7点差で入った後半もリードを保ち続け、4Q、勝負どころで#25津村のスティールや#18藤本のジャンプシュートで追い打ちをかけて、81−71で勝利した。  

  こうして、明日の決勝戦は東京医療保健大(関東1位)と拓殖大(関東5位)の対戦となった。秋のリーグ戦では最終節で東京医療保健大が2連勝(78−64、88−48)したが、そのときの拓殖大は大黒柱のヤシンを欠いていたため、同じような展開にはならないだろう。特に拓殖大は、リーグ戦の反省から「ヤシンに頼らない走るバスケット」(佐藤監督)を今大会披露し、準々決勝で関東2位の早稲田大を破るなど勢いに乗っている。恩塚監督は「うちは高校時代のキャリアから言っても、大舞台を経験している選手がほとんどいない。だからこそ、先に主導権を握りたいです」と気を引き締めていた。     (月刊バスケットボール)

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