月刊バスケットボール6月号

大学

2017.11.27

【インカレ2017】大東文化大が筑波大を退け初優勝!

11月20日に開幕し、本日26日に最終日を迎えた『第69回全日本大学バスケットボール選手権大会』(インカレ)。決勝のカードは大東文化大(関東3位)×筑波大(関東5位)の対戦になった。   前日、決勝に向けて筑波大・吉田監督は「モッチ(#15ラミーン)をいかに止めるか」とポイントを挙げていたが、先制点はそのラミーン。その後も司令塔の#12熊谷を起点にラミーンや#0葛原が得点を重ねた大東文化大が、リズム良く得点を重ねた。筑波大も、#4青木や#17杉浦のシュートで食らいつき、2Qには#88牧、#8菅原の連続3Pシュートで逆転に成功したが、大東文化大は控えの#81後藤や#34中村の活躍で再逆転に成功。#90小川のブザービーターで締めて4点リードで後半につなぐと、その3Qも大東文化大は筑波大のゾーンディフェンスにうまく対応した。不調の#91ビリシベに代わって出場した#56山岸がリバウンドで気を吐き、3Q残り3分半には大東文化大の12点リード。しかし、筑波大も嫌な流れを#17杉浦の3Pシュートで断ち切り、さらに#11増田や#27山口の活躍で猛追。60-57と、3点差に縮めて勝負は全く分からないまま4Qへ。   4Q、大東文化大の熊谷がバスケットカウントで先制すれば、すかさず筑波大の牧がバスケットカウントを決め返すなど、両者一歩も譲らない。だがリバウンドを掌握した大東文化大にじわじわ流れは傾き、残り5分、葛原のバスケットカウントで8点リードに。さらに残り4分、リバウンドの取り合いで筑波大は増田が痛恨のファウルアウト。筑波大はオールコートでディフェンスを仕掛けるも、反撃の糸口をつかめず。最後まで集中を切らさなかった大東文化大が、87-68で初優勝を果たした。   試合後「“気持ち”で上回ることができた」と#0葛原が語ったように、終始アグレッシブな姿勢を貫いた大東文化大。特に球際の強さが光り、リバウンドで14本の差を付けたことが大きかった。ベンチの層も厚く、控えメンバーもそれぞれの持ち味を遺憾なく発揮。まさにチームでつかんだ初優勝だった。   インカレの模様は、12/25発売の『月刊バスケットボール2月号』で掲載!  

  (月刊バスケットボール)

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