月刊バスケットボール5月号

精華女のルーキーが大活躍! 大接戦を制し、8年ぶりのウインターカップへ!!

1年生とは思えない強心臓ぶりを見せた精華女#14三浦   精華女#14三浦がU16女子Asian選手権に出場したため、ウインターカップ県予選の日程が変更された福岡県女子。 6チームで行われた二次予選は10月28日から始まり、インターハイ予選でも1、2位となった福岡大附若葉と精華女が順当に勝ち上がった。 インターハイ予選では若葉が勝利したが、インターハイ予選の予選となる中部ブロック予選会では精華が接戦を制していた。これまでの戦績どおり実力は伯仲。一つに椅子を懸けて争われたウインターカップ予選も序盤からお互いに譲らない展開になった。 若葉はフリースローを獲得し、そのシュートを正確に沈めていったが、精華は三浦、#12樋口の1年生コンビが積極的にドライブを仕掛け、先に主導権を握る。ただ2Qは高さと地力に勝る若葉が反撃。#5嘉数や#8鬼塚のミドルシュートで徐々に点差を広げていく。それでもミスやルーズボールを精華に奪われるなど、その流れは持続せず、2Q終盤は樋口の3Pシュートなどで再び精華がリードを獲得。35−32で後半に突入する。  

要所で得点を挙げた精華女#6清水   後半に入ってもきっ抗した展開は変わらず、精華がリードすれば若葉が盛り返すという時間帯が続く。 しかし若葉はリバウンドやルーズボールが光っていた#7篠原がファウルトラブルに陥り、ベンチに退くとその間、精華にリバウンドを奪われる。 特に精華#4梶原が155cmながらも体を張って何度も攻撃をつなぎ、この好機で#6清水や樋口が得点。 それでも若葉も#4三輪が意地を見せ、65‐65の同点で最終盤を迎えた。 そして残り41秒、セットプレーから精華の三浦が3Pシュートを沈め68‐65と精華が勝ち越しに成功。 若葉は同点を狙った3Pシュートを放つがリングに嫌われ、ここで試合終了のブザー。 最大点差は7点と、最後まで死闘となった試合は精華が勝利し、2009年以来のウインターカップ出場を決めた。

献身的な働きだった福岡大附若葉#7篠原   若葉は以前から課題としてリバウンドやルーズボールを克服できず、逆に精華がそこを突いた形だ。 また1年生の樋口、三浦、#15木村の成長が著しく、3人のルーキーを梶原や清水といった上級生が支えるチーム力を発揮し、冬の舞台への出場権をつかんだ。 (月刊バスケットボール編集部)

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