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2017年05月28日

田臥を軸とした全員バスケットで栃木が優勝! 栄えある初代王者に輝く


レギュラーシーズン勝率1位の川崎か? チャンピオンシップ(CS)クォーターファイナル、セミファイナルで歴史的な逆転劇を見せてきた栃木か?

Bリーグ初年度の王者を決めるに相応しい戦いが、5月27日、代々木第一体育館で行われた。
シーズン中の直接対決は1勝1敗。1万人を超える観衆が見つめる中、まさに雌雄を決する戦いとなった。

大注目の試合の立ち上がりに成功したのは川崎だった。
CS絶好調の#7篠山のバスケットカウントから始まり、その後も#14辻の3Pシュート、#12スパングラーのランニングプレイと得意の形で得点を挙げる。しかし栃木も各選手が得点を重ね、オンザコート1の時間帯を21−21の同点でしのぐ。
すると2Qには#4ギブス、#25古川、#32ロシターの活躍で逆転すると、得意のディフェンスで川崎の攻撃をも食い止め、リードを広げる。それでも川崎はファジーカスがこの日初めてのフィールドゴールをようやく決めるなど、シュートが決まらない中でも何とか37−43として、前半を終える。


後半も初得点は川崎。篠山の3Pシュートで始まり、#25ジュフのリング下、#22ファジーカスのフリースローなどで再び逆転に成功する。追い掛ける展開になった栃木はミスが多くなり、シュートまで行けないオフェンスが続く。クォーター終了間際に一度はカウントされたギブスの得点も無効となり、59−63の川崎リードで最後の10分間を迎える。

そして運命の最終クォーター、お互いに負けられない気持ちが乗り移ったように得点を入れ合い、目まぐるしくリードチェンジが起きる。5分を切って宣告されたオフィシャルタイムアウト時には、74−74の同点で最終局面を迎えたのだった。
その後も点を奪い合う見応えのある時間帯が続いていたが、ここで落ち着いていたは栃木#0田臥だった。
的確なパスからギブスにパスを配給し得点につなげ、一方の川崎の司令塔・篠山はミスが続く。そして残り1分7秒に古川がミドルシュート、その直後には田臥からのパスをギブスが沈め勝負あり。
85−79で栃木が勝利し、見事初代王者に輝いた。

 

当初は“平均得点リーグ1位で、オフェンスの川崎”、“平均失点リーグ1位で、ディフェンスの栃木”という構図ではあったが、本来、川崎もディフェンスから流れを作るスタイル。
ただ86点を栃木に与え、コミュニケーションミスで得点を許す場面もあった。「勝敗を分けたのはリバウンドなど球際の部分。一つ一つのプレイの精度を上げることができませんでした」と篠山は悔やむことしきり。

 

そして歓喜の輪が広がった栃木は、出場10選手中9選手が得点。リバウンドやルーズボールも全選手が奮闘した。田臥が常々口にしていた「全員で戦う」ことを最大限に体現した試合となった。
ディフェンスも最後まで途切れず、試合の中で修正する力も素晴らしかった。

田臥は「今まで全員で積み上げてきたものがあるので、仲間を信じ、そして今日来てくださったブレックスファンを信じて戦う。それだけでした」と感謝のコメント。この日、勝負強いシュートで21得点を挙げ、MVPを獲得した古川は「MVPは僕だけでは取れなかったもの。みんなで勝ち取ったものです」と笑顔で語った。

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