月刊バスケットボール5月号

大学

2015.11.27

インカレ#5

大接戦となった女子準決勝を制したのは白鷗大と筑波大! 白鷗大は#8林のブザービーターで、筑波大は前日に続き逆転で勝利。筑波大は6年ぶり、白鷗大は初優勝を目指し明日の決勝を戦う。 リーグ戦は白鷗大の2勝となっているが、筑波大はここまで勝ち上がってきた勢いと強固なチーム力を武器にリベンジを狙う。 男子は東海大、青山学院大、筑波大、拓殖大の関東4強が順当に勝ち上がった。各チームの選手たちは好調さをキープし、ここからはリーグ戦の順位は関係のない、激しい戦いが繰り広げられる。  

◯白鷗大62−61愛知学泉大● 立ち上がりは愛知学泉大が#4髙木(写真)と#7内堀の活躍で主導権を握るも、中盤はディフェンスとリバウンドで白鷗大が逆転に成功する。攻撃でも軸となる#4馬、#8林が得点し、白鷗大の理想の試合を展開する。 だが愛知学泉大も3Qの終盤からオールコートプレスを仕掛け、白鷗大のミスを誘い出す。#4髙木のインサイド、#16モニィークのドライブで追い上げ、白鷗大は#4馬へのパスでミスを連発。愛知学泉大1点ビハインドで迎えた残り6秒、#7内堀はバスケットカウントでドライブを決め、61−60で愛知学泉大がリード。そして白鷗大の最後のオフェンス、#4馬と#8林のビック&ロールから林がミドルシュートを放ち、これがブザービーターに。劇的な形で白鷗大が2年連続で決勝に駒を進めた。

白鷗大#8林のラストショット。難しい体勢であったが「離れた瞬間に入ると思いました」と佐藤監督。逆転された後に佐藤監督の頭の中に描いていたプレイを、選手たちが見事実行した。  

◯筑波大82−75大阪人間科学大● 筑波大と大阪人間科学大の対戦は、大阪人間科学大が#5北村のオールラウンドな活躍もあり、序盤リードを得る。さらに#6大城(写真)、#12田中の外角シュートでじわりとリードを広げる。筑波大はイージーシュートで反撃のきっかけをつかめない中、#14松本が1対1で、#8谷村がリバウンド奮闘。すると4Q、#4藤岡を起点に2対2や藤岡自身のミドルシュートで差を縮めると#14松本の1対1で逆転。勝負どころでミスが出た大阪人間科学大を尻目に、#8谷村のゴール下などで勝負を決めた。前回優勝した2009年以来、決勝に進出した。  

こぼれ球をことごとく繋いだのは#8谷村。ゴール下を制圧した谷村の活躍に、大高監督も目を細めた。  

◯74青山学院大−明治大61● 青山学院大はリーグ戦で連敗を喫していた明治大にここで勝利。前半はビハインドも、後半で「うちが日本一のだという自信があります」というディフェンスで明治大を圧倒。#14柏倉や#24安藤(写真)などバランスの良い攻撃で得点を重ねた。  

◯筑波大92−59専修大● #24田代の1対1などで筑波大に食らい付いた専修大だったが、後半にミスから崩れ大差で敗戦。筑波大はディフェンスから速攻という得意の流れを作り、#6馬場が躍動した。またハーフコートでは#17杉浦が力強さを見せ、2年生コンビの活躍が光った。#2満田(写真)も思い切りの良いプレイを見せた。  

◯拓殖大93−73近畿大● 拓殖大#23バンバ、近畿大#22ソウのセネガル人留学生の対決に注目が集まった一戦。バンバが普段どおりの活躍ができず、前半は苦戦した拓殖大だったが、#39成田、#99赤石の外角シュートで近畿大を突き放した。バンバ(26得点)もドライブや難しい体勢からのミドルシュートで魅せ、ソウ(10得点)を圧倒した。  

◯東海大69−48国士舘大● 外角シュートが決まらず苦戦を強いられた東海大だが、2Qでディフェンスから立て直し逃げ切った。#0ベンドラメが攻防で存在感を見せ、貫禄の勝利。国士舘大は#22原、#32臼井が奮闘したが、東海大の牙城を崩すことはできなかった。東海大は#1小島(写真)ら控え選手の安定感がウリ。 ◆本日の試合結果と明日の予定はこちら (月刊バスケットボール編集部)

PICK UP