月刊バスケットボール5月号

大学

2015.11.26

インカレ#4

本日行われた女子4試合で、ベスト4が決定! 優勝候補だった早稲田大、東京医療保健大が敗れるなど、一発勝負だからこその試合が展開された。 結果ベスト4に名を連ねたのは筑波大、大阪人間科学大、愛知学泉大、白鷗大。 男子はベスト8が出揃い、明日は代々木第二体育館で男子の準々決勝と女子の準決勝が行われる。(男子ベスト8は東海大、国士舘大、明治大、青山学院大、筑波大、専修大、近畿大、拓殖大)

◯大阪人間科学大93−60東海大九州● 3回目のインカレで初のベスト8に進んだ東海大九州。序盤は#14小澤(写真) の1対1で対抗したが、2Qからじわりと大阪人間科学大がリードを広げ、大差で勝利。東海大九州は下級生が多く、来年以降も楽しみなチーム。  

◯愛知学泉大80−69東京医療保健大● 東京医療保健大の攻撃パターンを攻略し、愛知学泉大が接戦で勝利。攻撃でも#6纐纈、#7内堀、#11鷹のはしの3年生トリオの外角シュートが高確率で決まった。東京医療保健大は#25津村(写真)、#83宮坂が奮闘するも、オフェンスの決め手を欠いた。

角畑(現トヨタ)らを擁した昨年はベスト16。今年は主力の4年生が#4髙木1人だが、まとまりがあった愛知学泉大。  

◯白鷗大78−68拓殖大● リーグ戦課題だったディフェンスがうまく機能した白鷗大が拓殖大の粘りを振り切り、辛くも逃げ切りに成功。白鷗大は#4馬のインサイドのほか、#6星と#7上原の外角シュートが好調。終盤、拓殖大も#6安間(写真)、#8奥田を軸に追い上げるも要所でミスが響き準々決勝で姿を消した。  

◯筑波大69−64早稲田大● 今日一番のビッグゲームは気持ちが全面に出た筑波大が勝利。立ち上がりに成功した筑波大はその後も試合を優位に進める。早稲田大も#24今仲、#31酒井の活躍もあり2Qで立て直し逆転に成功。だがその勢いを後半に生かせず、筑波大に再びリードを許す。#22田村の3Pシュートもあったが、筑波大は#4藤岡のゲームメイクから、#8谷村のゴール下や#14松本の1対1で加点。1年生の#18高辻(写真)の3Pシュートもいいところで決まり筑波大が大金星を挙げた。 ケガ人が復帰し、完璧な布陣で臨んだ早稲田大だが「気負ってしまいました。ケガ人は戻ってきましたが、その部分で噛み合わせる時間が足りませんでした」と萩原ヘッドコーチは敗因を語った。

コート内で喜びを分かち合い、笑みがこぼれる筑波大の選手たち。  

●東海大九州67−70国士舘大◯ 白鷗大に勝利し、関東2連勝を狙った白鷗大は国士舘大に対してもリードで試合を展開する。だが#15下の活躍などで国士舘大が終盤に逆転。東海大九州はあと一歩でベスト8入りを逃した。(写真は東海大九州#8佐竹)

試合終了後、同学年の#4菅と抱き合う#22原。今年は苦しんだ年なだけに、喜びもひとしおだろう。

◯67近畿大−55中京大● 近畿大が昨年に続き、唯一関東以外でベスト8入りを果たした。今年の近畿大は#22ソウ、#33藤田など下級生から主力を担ってきた選手が4年生になったチーム。準々決勝まで勝ち進み、今度こそ関東撃破を狙う。  

◯筑波大88−53法政大● 立ち上がりから着実に得点を重ねた筑波大が走り勝ち。リーグ戦でなかなか調子が上がらなかったシューター#16小松の調子が上向き。2連覇に向け大きな戦力となりそうだ。  

◯青山学院大80−60早稲田大● 前半はイーブンも、後半でリバウンドとディフェンスでイニシアチブを握った青山学院大が20点差で勝利。ガードの控えとして#14柏倉(写真)が復帰したことは大きい。   ◆本日の試合結果、明日の試合予定はこちら   (月刊バスケットボール編集部)

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