月刊バスケットボール6月号

NBA

2019.04.13

82試合のレギュラーシーズンが終了!! ウォリアーズとバックスが東西の第1シードを獲得

 4月11日の試合をもって、82試合に及ぶレギュラーシーズン全日程を消化したNBA。これにより、プレーオフ出場全16チームが出そろった。〈続きを読む〉

4月11日の試合をもって、82試合に及ぶレギュラーシーズン全日程を消化したNBA。これにより、プレーオフ出場全16チームが出そろった。


ウエストの第1シードには3連覇を狙うゴールデンステイト・ウォリアーズ(57勝25敗)、イーストではヤニス・アデトクンボを中心に大躍進を遂げたミルウォーキー・バックス(60勝22敗)がトップシードの座を射止めた。
(組み合わせは以下)


 ウォリアーズは第1シードこそ獲得したものの、今季はケミストリーの面で不安を残す場面もあり、過去数年に比べると、そのインパクトは薄かった印象がある。そのウォリアーズの対抗馬と目されるのは、驚異的な得点力を誇るジェームズ・ハーデン擁するロケッツ、3年連続で平均トリプルダブルを記録したラッセル・ウエストブルックとキャリア最高のシーズンを送るポール・ジョージという2枚看板を軸とするサンダーの2チーム。

史上4チーム目の3連覇を目指すウォリアーズ
(Photo by Yasutaka Ishizuka)

 ダークホースには第5シードのジャズを挙げたい。ドノバン・ミッチェルは2年目のジンクスとは無縁の活躍を披露し、ルディ・ゴベアも守護神としてさらに成熟。1回戦はロケッツとの対戦となるが、昨シーズンの経験を踏まえると、大化けする可能性も低くない。

一方のイーストはバックスとラプターズが本命。リーグ屈指の万能戦士であるカワイ・レナードとアデトクンボの対決以上に、脇を固めるサポーティングキャストの活躍が重要になるだろう。ラプターズでは優勝経験のある3&D、ダニー・グリーン、バックスではリーグ屈指のストレッチ5に進化したブルック・ロペスの活躍に注目したい。

不気味なのはヴィクター・オラディポを欠いて以降も安定したパフォーマンスを見せたペイサーズ。オラディポに代わってトップスコアラーを担うボヤン・ボグダノビッチはシーズン平均18.0得点、3Pシュート成功率は42.5%という好確率。フロントコートには成長株のマイルズ・ターナーもおり、1回戦で対戦するセルティックスにとっては嫌な相手となりそうだ。

加えて、今季のプレーオフは14年ぶりにレブロン・ジェームズ(レイカーズ)が不出場となったことも大きな変化。“キング不在”のプレーオフで新たな選手がブレイクすることにも期待したい。

注目のプレーオフ1回戦は日本時間4月14日(日)からスタートする。

(月刊バスケットボール)



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