|
| 97出発直前 | 97帰国直後 | 98出発直前 |
![]()
色々なことにトライ!
シュートはガンガン狙っていきます。
我らがオー(萩原美樹子選手)が昨シーズンにスタートしたWNBA(全米女子プロリーグ)に今年も唯一の日本人として参加する。ドイツで行われる世界選手権を終えて、そのままWNBAに合流するハードスケジュールの中、“世界のトップレベル”の舞台に臨むオーに今の気持ちと決意を聞いた。――今年は昨シーズン以上にハードなスケジュールになりますね?
「そうですね。ドイツからアメリカに入ることになるのでちょっとハードな日程です が、これもなかなかできないことなので、いい経験になると思っています」
――2年目なので、昨年とは随分違う気持ちでの出発になるのではないですか?
「去年は何も分からない世界に飛びこむっていう感じで、気持ちに余裕がなかった。 でも今回は違います。フェニックスのチームメイトもほぼ同じ顔ぶれになるでしょうし 、ある程度のことは分かって行けますから−−。 何かをやってやろう、という思いがあるし、楽しんでくるっていうよりも、楽しめる ようなプレーをしてきたいと思っています」
――昨年からゲーム方式やチームのシステムなどで変わっていることはありますか?
「まだ参加していないので詳しいことは分かりませんが、リーグ自体に2チームが追 加されていチーム数が増えてます。昨年までフェニックスのチームメイトだったナンシ ー・リバーマン・クラインが、デトロイトのチームのヘッドコーチになりました」
――フェニックス・マーキュリーのスタッフ、選手の顔ぶれはどうですか?
「変わりはないと思います。ドラフトで誰が選ばれたのか、会ってみないと分かりま せんが、プレーヤー1人ひとりは2年契約なので今期もほとんど顔ぶれは同じです。で も、ヘッドコーチのシェリル(・ミラー)が“国際色豊かなチームにしたい”と言って いたので、アメリカ以外からも新メンバーが加っている可能性はありますね。 スタッフはシェリルが引き続きヘッドコーチで、オーストラリアの人がアシスタント コーチに入ったという話は聞いています」
――シェリル・ミラーはどんなコーチですか?
「選手を盛り上がて乗せるのがとってもうまいんです。昨年の短い期間だけで、また 一緒にやりたいと思わされましたから…。 喜怒哀楽が激しい性格の人ですね。怒った時なんてめちゃめちゃ怖いんですよー。で も私は好きです」
――フェニック・マーキュリーというチームの特徴、良さは?
「1人ひとりがとてもお互いを尊重しあっています。これに関してはWNBAのチー ムの中でも1番、2番に入るでしょうね。チームプレーに徹しようと思って取り組む選 手が比較的多くいるし、チームとしてとてもまとまっています。私は大好きなチームで す!」
――4カ国対抗戦や世界選手権では、萩原さんが厳しいディフェンスの中でもひるまずに、シュー トを決めてしまう強さが印象的でした。WNBAでの経験が大きいですか?
「それはあるかもしれません。やはり意識のどこかに、自分はWNBAにセレク ションされたんだという自負はあります。今は、アメリカだろうがオーストラリアだ ろうが、どこと対戦しても、これぐらいでへこたれてちゃいけないっていう気持ちは 強いです。」
――それは、厳しいディフェンスに対する強さが、WNBAの経験から無意識に身に ついていたということですか??
「WNBAでは、守りがきつい中でシュートを決めるという場面はあまりなかっ たですが、ディフェンスの当たりの強さはわかっていましたね。試合中にヒジで押す のはまだかわいいほうで、時には殴り合いもあるほどです。ある試合でフェニックス のセンターがリバウンドを取りにいって、相手のヒジで顔をガツンとやられたことが あります。みんなで「ひどい!」と文句を言っていたら、観客は拍手喝采で大喜びな んです。たまたま解説にヘッドコーチの弟であるレジー・ミラー(インディアナ・ペ イサーズ)が来ていて、「これはアカデミー賞ものだ」って言ったとか。それを聞い て、アメリカってそういう所なんだ、と思いました。ヒジで倒されたほうが悪いとい う感覚は、日本にいたらわからなかったことですね。」
――3カ月間を過ごすことになる環境はどんなところ?
「生活する部屋がどんなところかは行ってみないとわかりませんが、アリゾナはとに かく暑い。日中40℃を越す日はザラ。カーッと砂漠のような暑さで冷房がないと生きて いけませんよ。 食生活で困ることはないです。私は何でも食べられる体質だし、日本食のお店もあり ますから−−。お惣菜を豊富に置いてあるところがあるので、それをアレンジして料理 しますよ。買い物をするのが私のリフレッシュです!!」
――英会話の勉強をした成果は出せそう?
「無理でしょう。日本に戻ってきてボチボチやったりしましたが、リーグなどで忙し くて思うようにいかなかった。3月にアメリカに行ったんですが、やっぱりダメでした もん(笑い)。相手が何を言っているのか全然わからなかった。 でもあっちへ行ったら時間がある時に家庭教師をつけて勉強しようと思っています。 せっかくアメリカで生活してるんだから日常で使える会話ぐらいは覚えたいです」
――昨年味わった色々な経験、反省を踏まえ、どんなことに挑戦しようと思ってます ?
「どんなことがあっても自分を見失わずにプレーしていきたいです。 反省したことをもとに色々なことにトライしてみたい。どんなことをやるかはまだ内 緒ですけどね(ふふふっ)。 プロ選手はやはり結果がすべてだと、昨年はつくづく感じましたから、プレー面では とにかくガンガンシュートに行きます。自分をアピールするのはシュートですから。1 ゲームでふたケタ得点は実現したいですね」
――前回は体調やコンディショニングの維持にも苦労したようですが、その点につい ては何か考えていますか?
「去年のシーズン、日本リーグ中の両期間である程度、自分の体を観察する癖がつい たんです。こんなに体が動いている、ここがツラいなどと、自分の状態が少しずつです が分かるようになったのは大きな収穫。今回はこの辺をうまく生かしていこうと思って います」
――では最後に日本で活躍を祈るファンへメッセージを?
「今年もたくさん、たくさんご声援を待っています。機会があればホームページもの ぞいて見て下さい。昨年も皆さんのメッセージに目を通すのがとても楽しみでした。」
頑張って来て下さい。活躍を楽しみにしています。
| トップ | 日記 | 結果 | インタビュー | 本紹介 |