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チームのマネージメント関係のトップであるセスと話をする。
私は初めてアリーナの4階にあ るオフィスに足を踏み入れた。4階は最上階。そうか、やっぱりえらい人って高い所にいるも んなんだな、とエレベーターに乗りながら思う。ちなみに私は高所恐怖症。きっと一生出世し ない人なんだろう。
チームに残る場合、そしてウェイブされる場合の、契約問題の扱い、サラ リーの問題、今後の契約の可能性、他のチームに移ることの出来る可能性、といった、ビジネ ス上の問題を中心に話を聞く。
セスもやっぱりシェリルたちと同じ事を言った。「IRに残っ ていれば、試合に出るにしろ出ないにしろ契約は続行しているわけでサラリーも今まで通りも らえる。それに来年以降WNBAでプレーを続ける意志がある場合、今はIRでも残っている 価値はあるだろう。でも、来年以降WNBAでプレーする意志が無かった場合、そしてミキコ のように自分の国のチームとの契約があってここでプレーするよりも活躍の場を与えられてい る場合、何がミキコにとってハッピーなのかは僕に言えることではないからね。でも、シェリ ルはミキコのプレーや、練習に対する取り組み方をとても高く 評価しているし、このチーム に残って欲しいと願っているよ。ウェイブしたかったなら、始めからそうしている。したくな いから左膝の故障を理由にしてIRにリザーブしておくんだよ。
(断っておきますが、実際に プレーできる選手をIRにリザーブして置くことは、本当はリーグ規則に反します。IRに入 っている選手は証拠として医師の診断書を用意しておかなければなりません。いつリーグから チェックをされるかわからないそうなので。ただし、補欠選手を置くことが許されない今シー ズンの場合、本当は何とも無い選手をチームの都合でIRにリザーブして置くことは、ほとん どのチームで公然と行われています。事情通の人に聞いた所、NBAでもそうなのだそうで す。この日記がWNBAのチェックを受けないことを祈ります。……誰もチェックしないっ て。)」
だから、どうしてウェイブしたくない選手をIRに入れて、「死刑宣告」するんだろ う?
こればっかりは、現場の人間でないセスに聞いても仕方が無いので、明日みんながロー ド・トリップから帰ってきた際にシェリルを捕まえてきいてみることにしよう。
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