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今日も、猛暑。道端にあるデジタルの温度計は「118」48という表示を交互に出してい る。つまり、華氏118度。摂氏48度。……48度!!多分、今まで人生のうちで体験した 暑さの中で、最高記録だろう。
人生のうちで、初めて経験したこと、と言えば、こないだ車に 乗っていた時、後ろからぶつけられた。アメリカ独立記念日のことだった。ちょうど長いロー ドトリップを終えた日で、連戦の疲れと時差ぼけでみんな珍しく言葉少なに、さっさと自分の 家へと引き上げた。私は、いつものようにマリースと車に乗った。ミシェル・Gが乗せて、と 言ってきたので、私よりも体が大きい彼女を助手席に乗せて私は後部座席に座った。独立記念 日だったので、花火があがっていた。アメリカに来てから知ったことだが、ここでは花火で遊 ぶことは法律で禁止されている。日本で夏といえば、花火でしょう?小さい頃から慣れ親しん でいるものだけに、用法さえきちんと守ればそんなに危ないものでもないのになあ、と私など は思うのだが。とにかく、普段は禁止されていてお店にも置いていないのだが、独立記念日の 日だけは解禁になるらしい。大きな打ち上げ花火があがるし、あちこちで露店が出て花 火を 売り、自宅でも楽しめるようになる。久しぶりに見る花火はとってもきれいで、私は後部座席 に座っているのをいいことに、後ろを向いて花火を見ていた。
マリースとミシェル・Gは、今 日の試合のことを話していた。フリーウェイに合流する地点に来て、信号が赤だったので私た ちは停止していた、その時。「ガーン!!」というものすごい衝撃が走り、私たちは叫び声を 上げた。後ろから当てられた、というのはすぐに分かったが、一瞬パニック状態。「何!? 何!?」「どの車!?どいつ?!」当てた車は、私たちの前方数10mの所に停車し、「Ar e you guys OK?」といいながら若い男の運転手がこちらに向かって歩いてきた。こ っちに住む日本人の人と話していると、「事故が起こった際、アメリカの人は絶対に「I a m Sorry.」と言わない。それは裁判を前にして自分の落ち度を認める事になりから 。」と誰もが言う。
そんな事を思い出し、ああ、ほんとうにそうなのねえ、と呑気に考えてい た私であった。加害者の運転手は、何とアメリカ・ウエスト・アリーナ(私たち、マーキュリ ーの本拠地)で働いている人だそうで、保険うんぬんの事はマリースが話し合っていた。すん ごい衝撃だった割に車の損傷は少なく、ナンバープレートの枠が外れただけだった。乗ってい る人たちに比例して、車もきっと日頃ウェイト・トレーニングなんかして鍛えていたのかもし れない。
後で聞いたら、特に独立記念日の日はこういった事故が多いのだそうだ。みんな、花 火に見とれているから。 もお、危なすぎるー!!さて、話がついて、またもとの様に車に乗 り込んだ私たち3人であった。「首痛くない?」とミシェル・Gが言った。「うん、痛い。私 は、肩のほうが痛いみたい。」とマリース。「ミキコ、首は大丈夫?」実は、私、どこも痛く なかったのだ。どうやら後ろを向いて花火を見ていたかららしい。要するに体は横を向いた状 態だったので、後ろから当てられて衝撃が来た時、首が左右に動いた感じを憶えているが、そ れだけ。シートベルトもしていなかった。(大抵の車は、後部座席にもシートベルトがある 。)
前に乗っていた二人は、シートベルトももちろんしていたが、典型的なムチウチ症の症状 である。マリースは結構ひどくて、次の日病院に行ったほどだった。(その日の練習でデイフ ェンスをしていた時、後ろから強烈なスクリーンをされ、その衝撃で少し楽になったそうだ が。)教訓。「独立記念日の日は横を向いて車に乗れ。」
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