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今日もとっても暑い。
昨日、3月にNBAを見に行った際色々面倒を見てくれた、シカゴ在住 のフリーライター、宮地陽子さんがフェニックスに来てくれた。宮地さんには本当に本当にお 世話になったのだった。引退がささやかれ、その前に絶対一度「ナマJORDAN」を見に行 こう、と、全日本長老組の仲間である村上、加藤と盛り上がって日本リーグ終了後に計画した 「NBA観戦珍道中」だった。NY、マジソンスクエアガーデンのブルズ対ニックス戦のチケ ットがどうしてもとれなかったのだが、何とかしてくれたのは宮地さんだった。NYからシカ ゴへ移動する途中、中継地からシカゴへの飛行機が大雪のためキャンセルになった時、色々智 恵を貸してくれたのも宮地さんだった。シカゴでのブルズ対マイアミ・ヒートの試合でプレス 扱いにして、試合前後の選手のロッカールームに出入りできるようにしてくれ、試合後帰りか けのJORDANを呼び止めて私たちと握手させてくれたのも。現役時代からの大ファンで、 今はシカゴのラジオ放送の解説をしている、ジョン・パクソンに紹介してくれたのも。あの3 月の旅行が「成功」したのはひとえに彼女のおかげであったと言っても過言ではない 。その 彼女が今回、忙しい合間を縫って、仕事も兼ねて(かな?)来てくれたのであった。
私は生 憎、朝7時から(!)チームに指定された、「乳がんチャリテイー」のアピアランスがあった り、練習後にクリニックがあったり、選手組合設立のためのチームミーテイングがあったりし てちょっと忙しかったのだが、(何だかとってもカッコ良く聞こえるかもしれないが、チャリ テイーでは要するにうちのチームが協賛しているので何人かの選手の顔をそろえる必要があっ ただけのことだし、クリニックでは今回はサインする役で、決められた場所でサインしていた だけだったし、ミーテイングでもNBAの選手組合の人を招いて30分ぐらい話を聞くだけだ った。)
夕方前ぐらいから私の家で取材をかねて少しお話をし、夕食に出かけた。宮地さん は、いわゆる「聞き上手」だと思う。しゃべっている私のほうが 、しゃべりながらだんだん 頭が整理されていくのだ。取材されてて、しゃべっているうちに今まで気づいていなかった自 分の状態に気づく、ということはたまにある。宮地さんは私をそういう状態にしてくれる数少 ない人のうちの一人だ。インターネットがつながらず(借り物のパソコンをぶっ壊す女、萩 原。)、日本の情報から隔絶されている私に、色んな情報をもたらしてくれた。
日本は時間の 流れが速いからなあ。去年感じたことだが、たった4ヶ月いなかっただけで流行もんはまるっ きり変わってるわ、世間の話題にはついてけないわ、テレビで知らない人が歌ってるわ、まる で浦島太郎だった。(そう言えば去年の帰国後、レンタルビデオ屋に行って「あっ、朋ちゃん の新曲だ!」と騒いだら、「それめちゃめちゃ古いよ。」と友人に白い目で見られた。だって 私にとってはほんとに「新曲」だったんだもん。)
日本を外側から眺める、という経験もたま にはいいと思う。今まで気づかなかった日本の良さ。日本にいた時しがみついていたものの無 意味さ、ばからしさ。それは決して、「アメリカと比べて」といった単なる比較論じゃなく て、包括的な意味で第三者的立場から日本を眺める…といった 具合である。と、カッコをつ けてみたものの、去年一番閉口したこと。それは、カラオケで新曲がぜんぜんわからない、と いうことなのだった。これは結構悔しい。
本線。宮地さんと行ったレストランは、初めて入っ た所なのだがなかなかおいしかった。今日になって京子ちゃんに聞いたら、「あそこおいしい んですよ。」とのこと。サラダをシェアしたのにもかかわらず、メインを食べきれなかった。 (も ちろん、お持ち帰りした。)今度行った時はもうちょっと考えてオーダーしよう。
最後 に。今朝、面白いものを見た。朝、練習に行くため、駐車場の私たちの車の前で、マリースを 待っていたときのことだ。駐車場の隅っこに大きな箱が置いてある。それがアパート全体のご み捨て場なのだが、こちらのごみの捨て方は、缶もビンも生ごみもビニールごみもいっしょく たにして、投げ入れるだけなのだ。「ゴミ先進国」を自称する柏市に住む私としてはいささか 眉をひそめざるをえないのだが(柏市はゴミの分別がものすごく細かいのであった。)いつも ゴミを捨てに行くと、ゴミの袋の口が開いていたり、果物の食べかす等がそのまま投げ込んで あったりして箱の中にゴミが散乱している。「ゴミ業者の人ってめちゃめちゃ大変なんだろう なあ。」と常々思っていた私は、改めて自分のゴミの袋の口をきちんと結びなおして、ゴミ業 者の人が少しでも運びやすくなるように気遣っていたつもりなのであった。ところが。その日 大きなトラックが来たかと思うと、ごみの入った大きな箱をトラックの運転席の前についてい るショベルの様なものに引っかけて、空中たかだかと持ち上げ、そのままひっくり返して後 部の大きな荷台にザザーッと箱の中のゴミを流し入れた!!所用時間 約5分。携わった人、 トラックの運転手一名のみ。運転手はゴミの箱をショベルから外すと、悠々と元あった場所に ごみ箱を転がしていくのだった。
私はといえば、開いた口がふさがらなかった。そりゃ、箱の 中の溜まったゴミをプールしていけばいいことなんだけど、あんな大きな重い箱を宙に持ち上 げてひっくり返しちゃおう、っていう発想を実践しちゃうかあ?あっそうか、だからみんなゴ ミの袋を閉じなくてもいいわけだ。それにしても、朝日を浴びてごみ箱を宙高々と持ち上げて いるトラックの姿は、ある種異様でもある。でも、この姿って何かを思わせる……。そうそ う。小さい頃よく連れていってもらった銭湯。湯船の前に陣取ってお湯の入った桶を頭上に持 ってきて頭からお湯をかぶる人ってたまにいるでしょう?あれだ、あれ。意外な所で日本の風 景を見た私。
思わず小さく吹き出してしまった。
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