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だいぶ日記をご無沙汰してしまった。ごめんなさい。
先週は長い遠征で、5泊6日間、あちこちを旅キャラバンしていたのだ った。こんなに長い遠征はこっちに来て初めて。ユタ(ゲーム)−シンシナテイ(乗り換え)−クリーブランド(ゲーム)− アトランタ(乗り換え)−ヒューストン(ゲーム)−ダラス(乗り換え)−サクラメント、という移動だった。ステイしたの は3都市なのだがご覧の通り移動距離、移動時間はかなりのものである。そして、時差。飛行機の出発時刻と到着時刻で移動 距離を測るとすっかりだまされてしまう。つまり海外に行くのと一緒。現地時間で表記してあるから、「なんだ結構近いの ね。」などと思っていたら実は3時間近く飛行機に乗らなきゃならなかったりして、という事態が起こる。それに、東に行く と時間を失うので、朝に出て、着いたらもう夕方、ということもある。例えばニューヨークだと、3時間の時差があるので、 NYで朝8時におきてもサクラメントはまだ朝5時だから、体内時計がなかなか作動してくれない、ということも起こりうる わけである。 ひゃあ、面白い。
それで私以外のアメリカの選手はそういったことに対して敏感に対応していて「さすがプロ だなあ」という話になれば何かと面白いのかもしれないが、ご想像の通り。みんなどこ吹く風である。お腹がすけば食べる し、眠くなりゃ寝るし、といった具合。 日本のチームなら、「シーズンの遠征真っ最中で、明日試合があるのに外出なんて とんでもない。」となるのだが、(もちろん私もそう教育されて来た)ここの人たちは「明日近くのモールに行かない?赤い ドレスを買ったから、それに合わせる靴が欲しいの。」と、こうである。これはなかなか楽しい。こういった姿勢が、いいこ とだとか悪いことだとかという判断はみなさんにおまかせし、私自身の見解もご想像に任せるとして(なぜなら私はこの後日 本でシーズンを迎えるから。今は言われへんな。くっくっく。)ただ報告する、にとどめよう。
ちなみに私のルームメイトの ルーシーは夜はほとんど部屋にいない。現地の友達とあったり、仲のいい人の部屋に行って映画を見て朝方4時ごろ帰って来 たりそれでその日のゲームで36分出場25得点12リバウンド5ステイール、とかやってしまうんだから、まったくなんつ ー人だ、と思ってしまう。
一度、「そんなにゲームに出てなんでもやって、一日おきにゲームがあったりしても疲れないの ?」ときいたことがあるが、なんでそんなことで疲れちゃうの?とでもいいたげな顔で「NO」と言っていた。「タフだね」 と言ったらきれいに整った白い歯を 見せて「THANK YOU」と笑った。そんな彼女はゲームが終わってホテルに帰ると 真っ先に旦那さんに電話して今日のゲームの報告をするんですよー。いいなあ。私も誰かに電話したいよー。
さて、遠征は 3戦1勝2敗で通算成績4勝5敗とあんまり芳しくなく、実はチームもコーチもちょっと深刻な状態なのだが、そこはそれ、 プロだから日常生活にひきずったりは絶対にしない。
ヒューストンに行って、ヒューストン・コメッツと対戦した時、懐かし い顔を見つけた。元・シャンソンでプレイしていたアメリカ人、タミー・ジャクソンだ。村上選手がトライ・アウトのキャン プに参加した時、彼女の姿を見つけた、という話は聞いていたが、そうか、ここにいたのか。憶えていてくれているかなあ、 と思いつつ声をかけてみた。憶えていてくれていた。ジョ−・ジョーは元気か、との彼女の問いに、誰のことだ?としばらく 考えてしまった。ああそうか。ジョウさん(元シャンソン化粧品・一乗アキ選手)のことだ。彼女は引退してしまった、とい う私の答えに、少し寂しそうな表情を見せた。
ヒューストンというチームには何年か前のオリンピック代表選手、シンシア・ クーパーという選手がいて(こいつがまたチョッぱやでボールハンドリングに長けている。)この人を中心に、ブラジルのポ イントゲッター、ジャネット・アルカインを擁し、またもう一人めちゃめちゃ速いポイントガード、あ まりからだのサイズ はないが動きの速いセンターで速さを売りにしてチーム構成しているため、タミーさんはスタメンではなかったが、それでも 相変わらずゴール下の力強いプレーは健在だった。この試合はNBCというメジャーなTVチャンネルでの放映が予定されて いたためみんな張り切っていたのだが(こういうところが案外かわいい)、何と前半で30点差近く開いてしまうという最悪 のゲーム展開になってしまった。コーチは怒りを通り越して青ざめていた。終わり頃には何とか20点差まで持っていったの だが、内容はやはりひどいものだった。私自身も、想像していた以上の彼らの瞬発系の速さに戸惑っているうちに試合が終わ ってしまった、という感じだった。
日本人の方が何人か来てくれていて「萩原」という応援ボードが二つ出ていた。そういえ ばユタでも「ハギワラー」って応援席から呼ばれて振り向いたら「応援に来ましたー。ニッポンジンですー。」と声をかけら れたっけ。マスコミ関係者以外の日本人に試合会場で会ったのが初めてだったので嬉しかった。
みなさん、ありがとおー! (堀内孝夫風。古い?)萩原、頑張ります!ちなみにヒューストンにはイタリアのポイントゲッター 、カタリナ・ポリーニ もいた。相変わらずジョン・レノンのような風貌で淡々とやっていた。
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