舞台はクリーブランドへ。ゲーム1のFG成功率が42.9%、ゲーム2は40.7%とサンアントニオでは、うまく抑えられてしまったキャバリアーズ。ホームで戦えるゲーム3に勝って逆転へのきっかけを作るか、それとも絶望的な王手をかけられるか、大きな意味のある一戦となった。
重要な一戦であることを意識してか、1Qから共にディフェンスを意識したロースコアな展開に。初得点をマークしたのは、試合開始から約1分半後、1Qに8得点をマークしたティム・ダンカン(スパーズ)のレイアップだった。注目のレブロン・ジェームス(キャバリアーズ)は、1Q序盤はパスを回すことに専念。初シュートを放ったのは残り7分58秒、3Pシュートだったがこれは外れてしまう。初得点は残り7分50秒、ドリュー・グッデンのアシストからのレイアップだった。結局1Qは、キャバリアーズの18‐16で終了。2Q、レブロンのフリースローでの得点からスタートしたキャブスは、レブロン、ジドルナス・イルガウスカス、デイモン・ジョーンズらが得点。残り約8分の時点で7点差のリードを作る。しかし、スパーズは1Qで0得点だったトニー・パーカーがブザービーターを決めるなど2Qだけで8得点と活躍し、40‐38と逆転で前半を終えた。。
ホームとなり、巻き返したいキャバリアーズだったが、調子に乗れない。3Qは互いに2本ずつ決めていく展開となり差は変わらず。スパーズの55‐50で4Qに突入する。序盤、キャバリアーズはレブロン、ドニエル・マーシャル、ダニエル・ギブソンらが3Pシュートを放つがいずれもミス。この間にスパーズはブルース・ボウエンが3P、ダンカンがシュートを決めて、試合初の10点差リードを作る。たまらずキャブスのマイク・ブラウンHCは、ファウルトラブルで休んでいたドリュー・グッデンをコートに。この選択が当たり、キャブスは盛り返していく。残り1分54秒、レブロンがフリースロー2本を決めて67‐65 と2点差に。
追い詰められたスパーズは、ここで底力を発揮。ダンカンがフリースローで2点、パーカーが3Pシュート成功、この時点で0点だったエマニュエル・ジノビリがフリースローを1本決めるなどで、リードをしっかりと守る。それでも、キャバリアーズは残り48秒、アレクサンダー・パブロビッチの3Pシュートで 70‐72と2点差に迫ると、続くスパーズのオフェンスをしっかりディフェンス。残り25秒、同点、もしくは逆転を狙う攻撃権をキャブスは手にする。当然ボールはレブロンに。中央からペイントエリアに侵入したレブロンだったが、ボウエンのディフェンスにたまらずターン。そこにダンカンがダブルチームに来たため、バレージョにパス。バレージョはシュートを放ったが、これがリムを外れて万事休す。残り6秒、レブロンがレイアップを決めて、ファウルゲームに持ち込んだが、ジノビリがフリースロー2本を確実に決めて75‐72。キャバリアーズの拙攻にも助けられたスパーズが3連勝で、リングに王手をかけた。