勝ったほうが王手をかける重要なゲーム5は、今シリーズ初のオーバータイムでの決着となった。
今日もティップオフは、シャックの勝利。しかし開始18秒、アントワン・ウォーカーのパスミスでターンオーバー。このチャンスにマブスはジョッシュ・ハワードが最初のフィールドゴールを成功。さらに、フリースロー2本を決めて、まずは先手を取る。その後も、ダーク・ノビツキー、ジェイソン・テリーが得点して、マブス・ペースでの試合展開になるかと思われた。しかし、ヒートはドウェイン・ウェイドが8分17秒に初得点をマーク。続いてフリースローで2点、ダンクと3連続得点でマブスになんとかくらいついていこうとする。6分26秒、ウドニス・ハスレムが2つ目のファウルを取られたことで、マブスに有利な展開かと思われたが、代わってコートに入ったシャンドン・アンダーソンなどベンチ・プレイヤーが活躍したことで、1Qは24対21、ヒートのリードで終了する。
2Qに入ると、マブスのオフェンスが息を吹き返す。このシリーズ好調のテリーが2Qだけで14得点、ハワードが13得点をマークしヒートのディフェンスを翻ろう(ちなみにノビツキーは2Q0得点)。残り53秒には最大12点差となるが、残り26秒にジェイソン・ウィリアムスが3Pシュートを決めて51対42、マブス9点リードへ2Q終了。
3Qはヒートが巻き返し。ウェイド、シャック、ポージーらが得点を重ねて71対67、マブス4点リードで4Qに突入する。このクォーターも序盤から中盤までマブスが数点リードという状態で進んでいくが、残り3分8秒からヒートはウェイドが4連続得点。残り1分39秒に決めたウェイドのFGによってヒートは89対88でついに逆転。マブスはすぐにノビツキーがフリースローを1本成功させて同点となるも、残り1分7秒またもウェイドがシュートを決めて91対89。しかし、マブスもこれでは死なない。残り49秒、ノビツキーがターンアラウンド・シュートを決めてまたも同点に持ち込む。続くヒートのオフェンスでは、ウェイドがまたもシュート。だが、これは外れてしまい直後のオフェンスで残り10.1秒、マブスのエリック・ダンピアーがダンクを決めて93対91と再逆転に成功する。万事休すかと思われたヒート最後のオフェンスであったが、ウェイドは残り2.8秒根性のシュートを決めて93対93の同点。そしてオーバータイムへ。OT残り4分24秒に、ウェイドが最初のFGに成功。その後、両チームが得点を重ねて97対97。残り1分41秒同点という場面から緊張の場面が続く。
【残り1分41秒】ダンピアーがフリースロー1/2でマブスが98対97とリード。
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【残り29秒】ウェイドにパスと見せかけてゲイリー・ペイトンが
ドライビング・スクープショット成功。ヒートが99対98とリード。
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【残り9.1秒】ノビツキーがフェイド・アウェイシュート成功。マブスが100対99でリード。
ここでタイムアウトを取ったヒートは、すべてをウェイドに託す。バックコートでボールをキャッチしたウェイドは、右ウイングからドライブ。マブスはダブルチームで対応するも、ウェイドはこのダブルチームをうまく使いシューティングファウルをもぎ取る。
残り1.9秒、2本入れれば勝利という緊張のフリースローをウェイドは難なく成功。大接戦をものにしたヒートが、3連勝でNBAタイトルに王手を賭けた。
これで舞台は再びダラスへ移動。現地6月20日行われるゲーム6、ヒートが初優勝をものにするのか。それともマブス勝利で決着はゲーム7へ持ち越しとなるのか。そして、ファイナルMVPは誰になるのか? ゲーム6に世界の注目が集まる。